分からないことに気付いていない

高松国語塾EQZ塾長です。

何が悪いのか、何を分かっていないのかがはっきりと分かっていれば対処のしようはあります。しかしながら、自分の何が悪いのか、自分は何が分かっていないのかが分かっていないケースも多いようです。

 

 

 

ご家庭でぜひ試してみてください。「お子さんの語彙力を診断するテスト」です。

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◆学年相応の国語読解問題集を準備する。見当たらなければ、教科書の中のまだ読んでいない文章でも結構です。

◆お子さんに「意味が分からない言葉を教えて」と伝え、マーカーを引くor書きだす等、拾い出してもらってください。口頭でも良いですけどね。

◆しかし、お子さんが全てを拾い出すことはまずありません。

◆ですので、それで終わりにしてはいけません。親御さんが、一々尋ねて意味を確認してください。

◆すると、思いがけないほど多くの言葉の意味が分かっていないことに気付くはずです。

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驚くべき点は、その多さだけではないはずです。「え?こんな言葉も分からないの?」という驚きもあるはずです。そうなのです。親御さんからすれば、知っていて当たり前のように思われる言葉すら知らないことが判明することと思います。

もし、それがなければ、そのお子さんは非常に優秀です。

以下にサンプルを掲載します。

 

 

 

次に掲載する写真は、中学生の初歩的な教材から引いたものです。

オレンジ色は生徒が分からないといった言葉青色は、僕の「どういう意味?」という問いかけに対して、生徒が答えられなかった言葉です。

どうでしょう? 生徒が「意味が分からない」と答えたのは「バイブル」「具体的」だけですが、確認してみると意味が分からない言葉がこれほどたくさん出てくるのです。

普段使いの言葉でも良いから説明できれば〇とするのですが、それすらできないわけです。

また、最後の方にある「患者の視野の中に坐る」の部分は、「患者」「視野」「坐る」といった言葉自体は分かるのですが、それがまとまったフレーズが意味することは分からないということです。

難しい感じを含む熟語だけではありません。文章を読解するうえで必要な「…でさえ」「…といえども」「まさに」あたりの言葉も正確には理解できていません。

上記の例のように、これだけ分からない言葉があると、恐らくぼんやりとしか文章の意味が分かっていないはずです。

 

 

 

 

分かっていないのに、分かっていると申告しないのはなぜか?

もしかすると、親御さんに激怒されるから、なのかもしれません。

いや、でも、本当は違うと思います。

本当は、「分かっていないことに気付いていないから」だと思うのです。

なんとなく字面は読めてしまっているせいか、分かっているつもりでスルーしているのです。でも、「どういう意味?」と改めて尋ねられると、意味が分からない。

お子さんが「読めている」と思っているのは、実は「文字として読めている」であり、「漢字として読める」です。だから、ひらがなの言葉はたいてい「分からない言葉」として挙げられません。「ひらがなとして読める」からでしょうね。

 

ぜひ、上記で説明した「我が子の語彙力を診断するテスト」をやってみてください。もしかするとゾッとする結果になるかもしれませんが。

 

 

 

保護者説明会「国語の危機を救う具体策」