高松高校合格専門国語塾EQZ,塾長です。
毎年、2月中旬には中学1年生2年生を対象にした診断テストがあります。中学1年生2年生は、年間に1回だけ実施します。
診断テスト対策
診断テストに向けて対策は何をすべきか? というのをやはり昨年も同時期に書いています。
診断テストが重要でないとは言わないけど… という記事もあります。
言いたいことは、診断テストがどうのこうのではなく、診断テスト対策とやらをわざわざすること自体に賛成ではないということなんですね。
あ、ここにも書いていました。診断テスト対策の愚かさ
やはり考え方はずっと同じなんですね。良かったです。軸がぶれていませんでした。
何かね……
読み返してみても、今でもそう感じます。診断テスト対策とかって愚かだなと。
過去問を引っ張り出してきて、著作権を完全無視して勝手に印刷して、「これが当塾の診断テスト対策だ!」等と配布し、解いて答え合わせして。また、過去の出題を分析して、出そうな問題を「予想問題」等と称してやるとか…。
なんか、「ままごと感」満載じゃないですか?
まともな保護者の皆さんには、次の点をよく考えてほしいと思うのです。
・上記のような「対策」が本当に身になると思いますか?
・そもそも、これって「対策」だと思いますか?
何が出るか分からない
大学受験の共通テストの導入以前から、各都道府県の高校入試では問題傾向が変わってきています。突然、今までの傾向と変わることもあります。過去の問題の延長線上にない場合も多いのです。簡単に言うと「何が出るか分からない」のです。
それを言えば、共通テストでもそうですし、私立大学の入試でも同じことです。何が出るか分からないのです。となると大事なことは何でしょう?
過去問をやることは、傾向を知ることが第一の目的だと思いますが、その傾向が役に立たないなら、何をすべきだと思いますか?
見た瞬間に思考する
出会ったことの無いような問題が出た場合、その場で、その瞬間に、頭をフル回転させて、問題を把握しなければならないのです。「これは何の話なのか?」「何を聞かれているのか?」「何を見れば(読めば)良いのか?」「何を回答しなければいけないのか?」等々。
それに対応していくためには、何年も何年もかけて、様々なパターンの問題に出会って、解決していく中でその能力、対応力が養われるのだと思っています。
大学入試に比べると、かなりスケールの小さな話になりますが、診断テストも同じことですよ。過去の問題と全く同じ問題なんか出ないわけです。その場しのぎの勉強ではなく、何が出ても対応できる力を、ずっとずっと地道につけていくべきだと思うわけです。
結局
見たことの無い問題に即時対応していくために必要なのは、結局、読解力ではないのですか? まず「状況を正しく把握する」ことがまず一番なのですが、テストにおいて、それを可能にするのは読解力です。テスト用紙に、解くためのあらゆる情報は出ているはずですので、それを正しく読んで正しく理解することです。それがないとそこから先はありませんよね?
だから、僕は目の前のテストがどうのこうのではなく、真っ当な読解力を生徒につけてもらおうとしているわけです。
そして、高松高校や高松一高を志望する子の中でも、真っ当な読解力を持っている子はほとんどいない、という事実に危機感を持っているわけですね。
そういう意味あいがあって、「国語の危機を救う具体策 保護者説明会」を開催しているわけです。
大事なことです。早く気づいて。
お子さんが読めていると思っているのは「文字」です。「内容」ではありません。読解はできていません。95%の子は、読解はできていません。「内容」が分かっていれば、診断テストでもそれなりに高得点取れます。
お子さんの読解力が心配になった方のための説明会です。なぜできないのか、今までの経験から割り出した回答をご説明します。根は深いんですよ。