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学力と読解力の相関

診断テストの答案

高松高校合格専門国語EQZ、塾長です。

学力を上げたい、成績を上げたい、という思いは誰もが持っていることでしょう。そのためには何をすれば良いのか?

結論から言うと、読解力をつけるべきなのです。以下ご覧ください。

 





読める子はできる子

読める子(ここでは読解力のある子を指しますが)が、学力上位にいることは、明らかなのです。読めない子は、何を聞いているのかすら分かりません。それ以前に、教科書も読めていないのです。

2019年のビジネス書大賞を受賞した、新井紀子教授の「AI対教科書を読めない子どもたち」にも、その結果が出ています。以下、あまりにも有名な研究結果です。



読解能力値と進学できる高校の偏差値との相関は極めて高い

AI対教科書を読めない子どもたち より

「読める子」が、難易度の高い高校に進学する、ということです。

他にも驚きの結果はたくさんありますよ。既に、常識となっていることと言っても良いでしょう。

学力中位の高校でも、半数以上が内容理解を要する読解はできない
読解能力値は、中学生の間には平均的に向上する。高校では向上しない。

同著


文が読める子はほとんどいない

高松高校合格専門国語EQZでは、全員が高松高校や高松一高等上位校を目指しています。学校では、成績が良いと言われている子たちです。そういった子たちが対象であっても、ちゃんと読める子はほとんどいません。せいぜい20人に1人ぐらいです。

ですので、中学生全体では、文が読める子はほとんどいない、と言っても良いぐらいだと思います。

うちの子は大丈夫かな?」という不安はありますよね? 非常に残念ながら、高い確率で読めていないはず、です。

当塾は国語塾です。生徒は、高松高校・高松一高を目指しています。現場で日々格闘しています。その現場での実感です。いい加減な想像などではありません。

高松高校合格専門国語EQZの合格実績 こんな凄い塾があったのか、と驚かれています。



中学生までが勝負

上記の新井紀子先生の著作にもあるように、「学力中位の高校の子でも半数は読めていない」というのは、甘く見てもそうだと思います。私の実感では、上位校に行く子でもほとんどの子が読めてない、ですから。

中学生までは読解力は伸びるが高校では伸びない、という点も実感として分かります。多くの生徒は、高校受験があります。この時にガーっと勉強をするわけです。その際に、読解量も増えて、読解力が伸びるチャンスでもあるのです。そのチャンスは生かさなくてはなりません。

そういった意味で高校受験は大きなチャンスです。デメリットではありません。受験に合格するために勉強をするのは、その後の人生を考えても大いに意義はあるのです。

読解力はすぐにはつかない

読解力はすぐにはつきません。ということは皆さんも納得いただけることと思います。

私が、「診断テスト直前になって、過去問を2~3回程解いたぐらいでは何にもなっていない」と主張することもお分かりいただけると思います。そんなので、読解力がつくのであれば、誰も苦労しませんよね。

非常に地道な勉強になります。読解力育成というのは、まさにコツコツの代表的勉強です。それをずっと継続できるかどうか、長い将来を見据えて取り組めているかどうか、ここで大きく分かれます。

診断テスト対策の愚かさ



コツコツの威力