コンテンツへスキップ

診断テストの平均点1

高松高校合格専門国語EQZ、塾長です。

香川県では公立高校の受験校選択のために、県下一斉に診断テストが実施されます。こういった制度がない県もある中、香川県は恵まれていると思います。その診断テストの平均点に関するお話です。

 

診断テスト国語の平均点

高松高校偏差値

以下、概ねの傾向ですよ。年によって多少異なったり、その回によって異なることは当然ありますので。

でも、概ね、診断テストの国語の平均点は低いですよ。大抵の場合、毎回毎回低いです。他の科目の平均点は30点前後なのに、いきなり国語だけ25点……みたいなケースも多くあります。

或いは、平均点は他の科目と同じぐらいであっても、点数の度数分布を見ると、国語だけ45点以上がいないことも多いです。2020年の中学3年生対象の第1回診断テストもそうでしたね。度数分布表は国語だけは低かったですよね。

 

診断テスト国語の平均点が低い理由

読解力のある子

診断テストで、国語だけ平均点が低かったり度数分布で上位がいなかったりする理由は何でしょうか?

読解ができない子が多いから?

それもあるかもしれませんが、それを言えば、英単語がほとんど書けない子とか、都道府県名が言えない子もいますので、おアイコなのかなと思っています。

診断テストで国語の平均点が低いのは、一つは、配点でしょうね。1問あたりの配点が大きめである。特に作文。8点の配点になることが多いです。ここで全バツで0点とまではいかなくても、4点6点と大幅に引かれてしまうと、結構痛いです。得点は伸びなくなってしまいます。

それ以外にも、問題数自体が少ないので、1問あたりの配点は高くなるという問題もあります。1問の配点が2点というのもかなり多いです。他の科目では少ないですけどね。

 

長文読解3問

教科書改訂

診断テストでは、作文以外には、基本的に長文読解が3問出題されます。説明文系1問、小説文系1問は定番です。あとはたいてい古文です。この長文の中に、漢字、語句、文法といった知識項目も入っています。

この3つの文章の中で、文章の意味が読み取れない、読み間違う等があれば、かなりの設問数を間違ってしまうというケースがあります。

簡単に言うと、「何が書いてあるのか分からないから問いも分からない」という状態ですね。そうすると、漢字や文法は別にして、内容を問う問題は全滅になったりします。書いてあることが分からないと取り返しがつかないわけです。

 

時間配分

読解を続ける

これまたよく聞くお話ではあります。要は時間が足りなかった、全部読めなかった等々。

上位校に行く子たちは、時間が足りないとは言いませんが、それでも見直しの時間は取れないことも多いようです。

読むのが遅い子は、時間の余裕がなくなり不利になるのは、診断テストに限ったことではありません。大学入試のセンター試験(もう終了しましたが)でも、時間との戦いという面は大きかったようです。

EQZの普段の授業では、スピードよりは丁寧にミスなく解くことを優先しているので、あまりスピードのことは言いません(中3の夏頃までは)が、スピードもそれなりに重要です。

では、速く読めるようになるにはどうすれば良いか? というのは、やはり練習を積んでいくしかありません。読解の分量を確保するというのは、問題に慣れる、語彙力を高める、以外にも、スピードを高めるという役割りもあるわけですね。

 

診断テストの目安

内申点計算

さて、点数の話に戻ります。

高松高校合格を目指すのであれば、1科目当たり42点、5科目合計で210点を取ってほしいです。内申点次第(舐めてかかれない)ですが、210点あれば、県内どこの高校にも合格できます。しかも、楽勝で合格です。

ただ、科目による難易度の差などがあるので、あくまでも平均で42点です。

国語はどうかと言えば、前述した通り平均はかなり低いので、40点を基準としています。最低40点取ってね、という意味です。

もちろん、国語が得意な子であればもっと高得点は取れますが、EQZには国語が苦手だから来ているわけで、その事情を考えれば最も苦手な国語で40点取っていれば、他の科目と合わせて210点は超えるだろうという考えです。

ただ、間違ってほしくないのは「40点で良し」としているわけではないということです。最低40点はクリアしようね、というお話ですよ。

 

友だち追加
主に大学入試関連情報を配信中