高松高校の偏差値はいくつなのか? 実際の数字に基づいて割り出してみました。
つまり、ちゃんとした根拠があるということです。
一部サイトでは、高松高校の偏差値が70とかになっていますが、それはあり得ません。
非常にいい加減な数字です。
何がどう間違っているのか、本当の高松高校の偏差値はいくつなのか? を検証します。
出典は、香川県教育委員会のサイトです。令和6年に実施した入試の数字です。
香川県公立高校受験者数
香川県教育委員会の発表では、2024年3月の受験者数は、1学区全体で3,000人となっています。
1学区とは、
第1学区 | 高松市、さぬき市、東かがわ市、小豆郡、木田郡、香川郡 |
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になります。出典:香川県教育委員会サイト
高松高校を受験可能な地域の子の総数は、3,000人、これが母数になります。
高松高校の定員
高松高校の定員は、280人です。
母数3,000人のうちの280人は、9.3%ということになります。
上位から順に高松高校を受けるとは限りませんが、まあ大体受けていると仮定しましょう。実際、大体その順になっていますから。
となると、上位9.3%が高松高校に合格できる、ということになります。ちょっと余分にみても上位10%です。
高松高校の偏差値は
受験者母数のうち、上9.3%が、高松高校に合格するということは、
偏差値でいうと、63~64程度
です。
これが実数から割り出した数字です。現実的な偏差値です。私の指導している実感から言っても高松高校の偏差値が63~64というのは、妥当な線だと思います。
訳の分からないサイトで、高松高校偏差値70などと出していますが、偏差値70だと上位2.3%ですよ。
1学区受験者母数の2.3%と言ったら100人にも達しません。それを分かって書いているんでしょうかね?
いかにいい加減な数字なのか分かりますね。
このようにウエブ上にはいい加減な数字、いい加減な記事もありますからね。何でも鵜呑みにはできません。
そして、言うまでもなく、高松高校の偏差値の実態が63~64程度であるというお話は、バカにしているわけではありませんよ。事実としてそうだ、と言っているだけですので。
上位9.3%の意味
ただ、このサイト内でもずっとお伝えしている通り、入試の合否は、当日点と内申点で決まります。
ですので、上位9.3%というのも、入試当日点が上位9.3%である、という意味ではありません。当日点内申点の総合として、上位9.3%だったという意味です。
この点はお間違えないように。
香川県の公立高校入試における内申点の扱い:参考記事
絶対量は相対を無力化する
入試というのは相対評価です。つまり、自分の点数が他の人より上回っていれば合格だし、下回っていれば不合格になる、という意味です。他の人との競争になります。絶対評価ではありません。
だから、他の人が何点取っているのか、どんな勉強しているのか、等々、他の人が気になるかもしれません。
でもね、気にしなくて良いのです。合格枠は一つというわけではありません。たくさんあります。高松高校であれば合格枠は280人分もあるのです。
大事なのはまず自分です。自分ができる限りの努力をしておくことが重要です。他の人に勝つということももちろん大事ではありますが、自分の中に課題を見つけて、それを根気よく克服していってください。周りがどうの、相手がどうの、気にしなくても良いのです。労力は自分自身に向けてください。
すべきことはしたのか? 納得するまで取り組んだか? あやふやなところはないか? 等々、自分に問いかけてみてください。
そのためには、勉強の絶対量を確保することです。つべこべ言わずにやる、納得するまで、到達目標までやり続ける。できる限りの時間を勉強に費やす。それを意識してください。
勉強の絶対量は、自信になり、成績上昇につながります。自分が納得するまでやりきると、周りの人はどうであっても関係なくなります。
それが、私が言う「絶対は相対を無力化する」という意味です。