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命を守る

高松市国語塾EQZ塾長です。

今回は、勉強の話ではありません。それよりもっと大切な命の話です。

人ごとじゃないなと思うことがいくつかあるわけです。

 

 

僕は塾の先生だから、勉強ができるようになる、良い成績が取れるようになる、志望校に合格できる・・・ということを日々考えているわけですが、それよりももっともっと大事なこと、いや、比べ物にならないぐらい大事なことが「命を守る」ということです。

 

命を守ってほしいのです。

守らなければならないと思います。

 

 

まず最も危険性が高いのが交通事故です。

学生のうちは、徒歩や自転車での移動が多いと思います。その際に気を付けてほしいことは

ドライバーを信用しない

ということです。

多くのドライバーは徒歩の人や自転車の人を優先して安全を考えてくれますが、世の中にはそうではない人も大勢います。

スマホ運転を平気でする人も多いです。

高齢者が多くなるということは、高齢者の事故も増えるということです。

 

「止まってくれるだろう」という安易な考えは辞めた方が良いです。

自分の眼で、ドライバーの様子を見て、こっちを見ているかどうか、絶対に確認することが必要です。

 

 

夏の暑さが異常なのはもう誰もが認めるところです。

部活帰りの中学生が熱中症で亡くなるという衝撃的なニュースもありました。

本当に痛ましいです。

他人事ではありません。誰もがそうなる危険性があるのです。

 

しかしながら、昭和的な意識のままの指導者もいます。

「暑さなんか根性で乗り越えられる」とか、「自分が若いころは…」とか、言い出す人には近づいてはいけません。言うことを聞いてはいけません。

もはや危険人物といっても良いぐらいです。

こんなニュースもありました。

——

「熊本市の高校の吹奏楽部のツイートで、鹿児島でのパレードに出場するための移動中、サービスエリアで保護者らが、部員に応援のメッセージを送ってくれたというもので、保護者たちは『暑いのは気のせい』という紙を手に持っています。

—–

 

ね? 暑いのも危険だけど、根性論精神論で対処しようとする大人も相当危険です。

近寄らないようにね。

 

自分がちょっとでもおかしいと思えばすぐに水分補給する、涼しいところに行く、休息を取るなどの対処をしてください。

 

「大人が言うこと」が優先ではありません。自分の感覚が優先です。

 

 

事故と熱中症・・・これに最大限気をつけること。

 

最近、感染症とか何とかあったみたいですが、まあそんなもんどうでも良いですよ。

事故や熱中症に比べれば何でもないです。

 

 

お子さんが小さいころ、「赤信号では止まる」等と教えたことと思います。

同じように、命を守るための行動を教えなければいけないと思います。

例えば、横断歩道を渡ろうとする際や信号のない交差点などを横切る際などでの、ドライバーの確認方法。熱中症の初期症状及び対処法。

もちろん100%避けられるわけではありませんが、100%に近くづくための方法です。

 

あと、川や海辺での危険な行動も教える必要がありますね。

毎年痛ましい海の事故は起こっていますので。

 

 

僕は、親の過保護、過干渉には大いに反対の立場なのですが、それは危険を避けるという意味合いもあるのです。

ずっと親が子どもを温室に入れて囲っていると、危険を察知する能力が育たないということなです。

安全安全ばかりだと、それが当たり前になって、いざ何かという場面で、回避できなくなる可能性が高いと思っています。

 

不審者っぽい人に気付かないとか。

 

過保護、過干渉の弊害です。

 

人間が餌を与え続けていると自力で餌が取れなくなる動物を同じようなものです。

 

世の中の危険を教えるのは、机の上の「お勉強」を教えるよりずっと大事ですよ。

 

 

命が最優先です。

命があれば、あとはどうにかしようと思えばできることは多いです。

 

命を失わない行動とか、危険を回避する行動は、何よりも優先して教えて身につけてほしいです。

勉強はそれからで良いです。