全力で子どもを潰す親

高松国語塾EQZ塾長です。

2年か3年に1人ぐらい退塾していただくことがあります。子どもが原因であったことは一度もありません。全て親の姿勢、考え方が原因です。 

どんな親か? 

以下のような親です。

 

 

 

『子どものため』という大義名分を振りかざして何でも手を出す。それが実は子どもを潰していることに気付かないんですね。

 

以下、ずっとずっと昔に出会った、とあるお母さんの例です。子どもは中学生です。

 

 

学校・塾のお知らせを子どものバッグから親自ら出してチェックする。スケジュール等を確認する。準備物はすぐさま整える。全てのスケジュールを親が組み立てる。

⇒結果、子どもは何曜日に何があるか、明日はどこに行くのか、知らないまま。全て親任せ。

 

子どものバッグから、問題集やノートを引っ張り出して、習ったことを確認し、それに対応した問題集、プリント、コピーなどを準備する。それらをいつやるかのスケジュールも組み立てる。間違い直しも親の指導の下で行う。

⇒結果、自分が何をすべきなのか、どうやってやっていけばよいのか、子どもは何も分かっていない。

 

学校も塾も習い事も全て親が送り迎え。一人で出かけることがない。

⇒結果、どこに塾があるのか、どんな店があるのか、街の様子はどうなのか、一切知らない。電車バスに乗れないのは言うまでもない。徒歩5分の塾であっても自分で行けない。尚且つ、友達とのコミュニケーションも薄くなる……友達とおしゃべりしながら登下校する機会を奪われているという意味。

 

塾も習い事も親が全て決める。否応なし。そして、受験校も親が決める。「うちは〇〇高校しか考えていません!!!」

⇒なぜ塾をやめたのか、なぜそこの塾にしたのか、子どもは一切分からない。受験制度は元より、どんな高校があるのかすら知らない。

 

 

繰り返しておきます。子どもは中学生ですよ。

 

 

生活のすべてを、いや、人生の全てを子どもを「コントロール」することに費やしているんですね。

 

そしてその結果、子どもには、意思がない、思考力がない、気持ちがない、生活の知識がない、表情がない。

 

何も自分で考えられないし、何も自分でできないし、世の中のことを何も知らないと。

 

親の言い分としては「まだ中学生だから、放っておいたら自分で何もできないから」

 

いや、違うでしょう。親が全力で「何もできない子」に育て上げたわけでしょう。

 

子どもには、思考も気持ちもないので、親や先生が言ったことはちゃんと実行します。素直と言えば素直です。でも、それってマシーンですよね。入力するとその分だけ動く。入力以上のことは決してしない。

 

 

その子を見ていると気の毒で仕方ないんですよね。

うちの塾に来た時、「これやりなさい」と言えば素直にやる。

解き終わったら、ちょっと本を読んだりストレッチでもして休憩しても良いのに、机に向かったまま微動だにしない。僕が声をかけるのを待っているだけ。

 

◆学校で運動会あった? 楽しかった?

◆今度テストいつあるんだっけ? もうそろそろだよね?

◆今日はどんな勉強をしておいたら良いと思う?

 

こういった僕の問いかけに対して、回答は全て「分からない」

 

意思も感想もないんですよね。

 

 

◆どこの高校に行きたいの?

これだけは回答アリ。「〇〇高校です」……親が言う高校と同じ……笑  行きたいんじゃないんですよね、言わされているだけなんでしょう。

 

 

この子、人生楽しいのかな?

 

まあ、そんなことも考えないのかもしれないけど。

 

 

 

こういう親って、我が子を自分の分身のように考えているんでしょうね。

 

子どもは子どもで、親とは別。

親が興味のあることと子どもの興味のあることは別。

親の価値観と子どもの価値観は別。

子どもは親の分身でも付属物でもない。

当たり前の話なんだけど分かっていない人がいるんですよね。

 

親の歩んだ人生を子どもがトレースする必要はない。というよりむしろ、トレースしていはいけないことも多いです。歩む時代背景が違いすぎますので。

 

 

 

僕は、このお母さんの価値観とは真逆なんですよね。

いかに世の中を知るかいかに自分の力を高めるか、それこそが親が考えるべきことだと思っています。

 

「子どもが困ったときに親が手を出す」ということではなく、「子どもが困ったときに自分自身で困難を切り開ける力をつける」、ということです。子どもの今後の人生、親が手助けできる場面なんか少ないですから。

 

・お腹がすいたときにポンと魚をだしてやる
・魚の釣り方、調理の仕方を学ばせておく
或いは
・魚の身をほぐし骨を取り除いて味付けまでして、手を拭いてやったり片付けもしてやったりする

親として選択すべきはどれか? ということです。

 

 

と、僕が言っていることに賛成の方は当塾にお越しください。

なんだこのバカそうな塾長は! と思われる方は、どうぞ大手塾なんかに行ってください。こちらはご縁を必要としておりませんので。

 

 

 

2022年3月13日(日)13:30~15:30 保護者説明会「国語の危機を救う具体策」 開催決定