高松高校合格専門国語塾EQZ、塾長です。
精神論と抽象論、僕の嫌いな論じ方です。
政治家が「豊かで輝く未来を作る政治を…」「みんなが笑顔でいられる街づくりを…」等と選挙になると突然言い出します。まあ突然言い出すのは置いておいて、問題は、なぜこんな中身のないことを平気で言うのだと思いますか?
やれば何でもできる
「やれば何でもできる。無限の可能性があるのだから」……大嫌いです、この手のフレーズは。「この薬を飲めばどんな病気でも治る」と同じレベルでバカバカしいです。
学校や塾の先生、スポーツや芸術系の指導者の中には、抽象的なフレーズが大好きで、頻繁に使う人がいます。「気合が足りないからできないんだ」「もっと自覚を持て」挙句の果てには、「気持ちで負けるな」等々。
これ、指導しているんですか?
僕にはちょっとわかりませんが。
この手の人たちの共通項は「具体策を持っていない」なんですよね。具体的な指導ができず、改善案を提示できないわけです。だから、抽象的な「指導」に終始するしかないんですよね。それを有難がっている側にも問題があるわけですが。
もしかしたら、具体策を提示する以前に「問題が把握できていない」という可能性もあります。問題=改善事項が分かっていないのだから、具体策なんか提示できませんよね? だから抽象的な言葉でぐるっとまとめてお終い。
政治家が抽象的なことばかり言うのは具体策を持っていないからです。いつまで経っても抽象論しかでてこないのは、そうとしか考えられません。聞き当たりの良さそうな言葉を並べているだけ、ということが丸わかりじゃないですか。
「ミスをしないように注意しなさい」「見直しをしなさい」という指導すら嫌いです。だって、よくよく考えてみると具体策にはなっていませんよね。漠然としていますよね? その証拠に「ミス防止」「見直し」を具体的に語れる生徒はいません。そういった指導を受けていない証拠でしょう。
ぬるい話です。
医者の世界じゃ許されないでしょうね。「気合で治せ」とか言えませんもんね。でも「指導」の世界では未だに生きているようで……
「気合や根性で何でも乗り切ろうとした昭和」を感じますなー。
頑張ること
ずっと以前から言い続けていることですが、勉強は「頑張らなくて良い」のです。テストも「頑張らなくて良い」のです。
毎日、毎週、継続的に読解を続ける習慣を付ければよいのです。頑張る必要はありません。当たり前のように「読解を継続する」だけです。
テストでは、「いつもの通り」受ければ良いだけです。テストの時だけ気合を入れて別世界に突入する必要はありません。その「いつもの通り」を実現するために、実力を付ければ良いだけです。
その実力をつけるためには、「EQZ塾長が言う当たり前のこと」を継続してやっていけば良いだけです。努力でも頑張りでもありません。習慣です。高いレベルでの当たり前の感覚をつければ良いだけです。
抽象論的勉強方法
国語の勉強の仕方と称して、こんな解説をしているのを見かけます。
・一つ一つの文章の意味を理解しながら読み進めることが重要です。
・小説文では、登場人物の気持ちに注目しながら読み進めることが重要です。
・登場人物の気持ちを自分に置きかえてみましょう。
・説明文の語句の意味をとらえながら読んでいかなくてはなりません。
等々。
ね、呆然とするでしょう? どんだけ抽象論を並べるんだ? っていう話です。
挙句の果てに、
・要旨や段落の捉え方は、問題集を参考にすると良いでしょう。
大笑いです。自分で指導するノウハウがないと言っているわけです。じゃ書かなきゃ良いのにね。
結局、具体策を提示できないとこうなるわけです。ぐるっと抽象的なことしか言えないのですね。
継続学習の成果
EQZの生徒は、診断テストの平均点が200超え(高松高校合格レベル)になることは割と当たり前です。
それは、「積み重ねの量」が違うからです。もちろん生徒たち自身の継続的な学習習慣の結果です。僕はそれを後ろからちょびっとだけあと押しをしているだけで。
そのあと押しとは「レベルの高いところでの継続性を維持すること」です。
あ、思い切り抽象的になっていますね?笑
精神論や抽象論が嫌いなわけですから、指導の現場においては、具体性を意識した指導を行っています。当たり前ですよね。
国語の記述問題でも「惜しい!」なんていう指導はしていません。生徒の記述をもとにして「ここの部分は良い。ここが悪い。なぜなら……だからだ。改善する方法は二つ、〇〇するか、△するか」等と伝えています。
僕の中では当たり前すぎることですが、こういうことを実践している塾は、高松では皆無のようです。逆に一体何をやっているんだろうと不思議に思います。
あ、いや不思議ではありません。それぞれの塾の指導の様子は問題集などを通して知っています。その様子を見ると、まあ、ちょっとアレですな……笑
具体策を知る機会
お子さんの国語力読解力がつくように、当方から具体策を提示します。「国語の危機を救う保護者説明会」現在予約受付中です。
2020年には3回開催し、計50人以上の方が聞いてくださいました。高松市は当然のこと、三木町、綾川町、さぬき市、坂出市、丸亀市、三豊市からもお越しいただきました。
お子さんの学力に真剣に向き合おうとお考えの親御さん(抽象的だ…笑)の参加をお待ちしております。