高松高校合格専門国語EQZ、塾長です。
「点数が取れないのは気合が足りないからだ」「根性がある奴が志望校に合格するんだ」「無限の可能性が広がっている」等々。
嫌いなんですね、この手のセリフを生み出してしまう精神構造、思考レベルが。気持ちが悪くて仕方ありません。
なぜ抽象論になるのか
もっと頑張れ、死ぬ気で頑張れ、気合で取り組め、根性を見せろ…
未だにこういう指導をする人がいるようです。根性や気合があれば何でもできると。
あ、そこ、まだ昭和でしたか?
なぜ、こういった抽象論、精神論、根性論で指導を行うのか?
そういった思考方法が身についてしまっているのでしょう。生徒に対する評価も、根性があるとか気合が足りないとか、そういった論に終始する。
いやー、多いんですよ。怖いですね。
こういった指導になってしまうのは、身に沁みついてしまっていることもありますが、結局、「具体策を持っていない」からだと思っています。
具体策があれば、何をしろという話になりますよね。でも、それがないものだから、抽象論精神論に逃げ込むと。もちろん、本人たちはそんなことを思ってもいません。正しい指導をしていると思っています。それがまた怖いところです。
中学の部活に行けば、その手の指導者がたくさんいますよね。いつの時代を生きているんでしょうかね?
まあ、時代がどうのではありませんか。思考方法の問題です。
無限の未来が広がっている
「君には無限の可能性がある」「諦めなければ何でもできる」「輝く未来に向かって羽ばたけ」
出ました。
こういう耳障りの良さそうな言葉を並べて満足している人っていますよね。苦手です。思考が理解できません。気持ち悪いのです。良い歳した大人が何を寝ぼけたことを言っているのかと不思議で仕方ありません。あ、いや、やっぱりちょっと違います。気持ち悪くて仕方ないです。
可能性に限界はあります。当たり前です。私はその前提に立っています。
その上で、今持っている能力と、望む能力を照らし合わせて、具体策を提示したいと思うのです。何をどのぐらい実行すれば良いのかということです。そして、望む能力に到達できないことも当然提示します。その場合の代替案も提示します。それら一連の提示、実行、確認等を学習・受験という塾の現場で行っているわけです。
つまり、現実を生きているということです。
見直しをしなさい
もっと学習の現場に降りてきた話をしましょうか。
「もっと復習をしなさい」「見直しをちゃんとしなさい」「もっと丁寧に読みなさい」等々。
よく聞くフレーズです。でも、よくよく考えてみると、非常に抽象的で曖昧でしょう? 生徒の方も「はい、分かりました」等と言いながら、曖昧な指示なので何をすれば良いのか分からないまま、何となく過ごしているのではないでしょうか。
復習とか、見直しとか、丁寧とかの定義ができていないんですよね。
そんなことをずっと考えずに生きてきた人たちなので、何となくふんわりとした言葉を使って、何となく分かったような分かってないようなまま進んでいるわけです。
何となく分かったというのは、言い換えると、ほぼ何も分かっていない、ということです。それは、実際に行動を見ていれば明らかです。
復習とは何か、宿題とは何か、見直しとは何か等々、私はそれぞれ定義を定めて、それを具体的な行動に繋げていってもらおうと思っています。
努力はしない
努力も根性も気合も嫌いです。必要ありません。
でも、実際問題、やらなきゃいけない時にはやらなきゃいけない。でも、それは習慣にしてしまうことで努力から外れます。根性も気合も必要ありません。
勉強は努力ではありません。習慣です。ルーティンワークです。特に受験生になえれば、習慣化できるか否かです。最初の取っ掛かりだけ思い切りが必要でしょう。でも、習慣になればどうってことありません。
受験生以外も、長期的展望に立てば、読解力が必要なのはもう明らかです。しかも、短期間でどうにかできるものではありません。だからこそ、わけが分かっている人は、長期間の読解力養成に注力するわけですね。毎週毎週、読むこと理解することを習慣化していくと。
そうやって「当り前の世界」を自ら変えていくことです。
そして、その当たり前の世界が変わった生徒が集まる塾の実績はこうなるわけです。
私が言っていることに賛同し、当り前を変えるためにまず一歩目を踏み出そうと思う人だけが当塾に集まれば良いかと思います。
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