高松国語塾EQZ塾長です。
大学入試を中心に、最近は、「知識偏重」からの脱却みたいなことをよく言われます。
要は、「暗記するだけではダメ」「直前詰め込みは意味がない」みたいなお話です。
下手をするとここで勘違いが生まれます。
知識の必要性
思考力・判断力を問う問題が中心になる。
従って、知識だけでは入試は突破できない。
こういう主張がよくされています。
結論から言うとそれは間違いではないのです。
僕も説明会ではそういった趣旨のことをお話しています。
ただ・・・知識が要らないというものではありません。
そこは間違わないようにしてほしいですね。
思考するということ
そもそも、「思考する」ということは知識が土台になっていはずです。
知らないことは考えられないですよね。
更に、「思考する」には、言葉が必要です。ということは、言葉を知らないと十分な思考につながりません。
母語以外では思考ができませんよね?
考えてみると当たり前のことです。
入試問題が、「知識偏重型から思考型への移行」しているのは事実ですが、だからと言って知識が不要というわけではありません。
その点はまず理解していただきたいと思います。
重箱の隅
以前には、細かな細かな知識を問う問題が多く「重箱の隅」をつつくような問題、と揶揄されていたこともあります。
今はどうなのか?
確かにその手の問題は減っていますね。
ただ、その反面、より幅広い知識が必要になっていると感じます。
幅広い知識が必要・・・言い換えるなら「世の中を知っているかどうか」です。
実はこれはめちゃくちゃ重要な点です。
教科書を土台にした理解、暗記はもちろんのこと、世の中を学ぶことも重要なのです。
教科書には出ていないでしょうが、だからこそ、そこに注目できるか否かが、その子の基礎的な学力に影響を与えます。
と僕は確信を持っているので、授業の核の一つとして「世の中を知る」ことを取り入れているわけです。
お子さんの学力向上に必要なことをお話しております。一度お越しください。