高松市国語塾EQZ塾長です。
2024年春に実施された香川県公立高校入試に関して、教育委員会が概要を発表しています。
それをまとめて、分かりやすくお伝えします。
平均点
国語はずいぶん簡単だったなと思っていたのですが、例年より若干高いぐらいでした。
5科目平均138点になるように作成しているそうです。上手に作りますね。
目立つのはやはり数学でしょうか。ずっと難しいですよね。
他の科目は、20点台後半~30点前後なのに対して、数学はだいたい20点台前半になります。
これは覚悟しておいた方が良いですね。
注目点
注目すべき点は、色のついた部分です。
◆平均点は141.9点
◆得点層のピークは160~180点
これは一体どういうことでしょう?
通常、得点層のピークは平均点付近になるのですが、ずいぶんとずれがあります。
次のような感じだと思います。
当方にて作成した、あくまでもイメージ図ですが、そんなに間違ってはいないはずです。
※色は見やすくするためのもので、意味はありません。
得点層のピークから平均点がずいぶん下になるということは、平均点以下の子がとても多いということでしょう。
得点層のピーク160点~180点を抜け出すと、トップ2(高松高校・高松一高)の合格が見えてきます。
そこまでは到達したいですね。
まずは1科目平均36点、5科目合計180点はクリアーすることを目標にしてほしいと思います。
ここまで到達していれば、トップ2はどうにかできる可能性は高くなります。
診断テストの目標としてほしいです。
受験生へのメッセージ
受験生へのメッセージも出してくれています。
勉強の指針を示してくれています。
ただ、非常に抽象度の高い文章です。
これを現場の言葉に直してみますと、次のような意味です。
◆授業をちゃんと受けて、先生の説明を聞きましょう。
◆問題では、何を尋ねられているのか確認しましょう。
◆「何となく」「適当」に答えるのではなく、根拠を見つけましょう。
◆「世の中」を学びましょう。
ということです。
全くその通りです。
当たり前のことと言えばそうなんですよね。
国語の概評
国語に関しても、メッセージがあります。
これも抽象度が高いので、分かりやすく直しますね。
◆言葉の意味、文の意味をちゃんと理解しましょう。
◆そのために語彙力をつけましょう。
◆好きに答えるのではなく、ちゃんと根拠を見つけましょう。
◆問われていることを確認しましょう。
ということです。
何ら間違いはありません。その通りです。
得点を取るということ
上記の概評にあるように、どの科目においても
◆問われていることを確実に理解し、根拠をもって答える。
得点を取るというのは、言ってみれば、たったこれだけなんですよね。
国語に絞って言いますと、
◆本文の意味を理解し、問いの意味を理解し、答えの根拠を求める
これだけです。
これだけ、なのですが、これができるためには相当な努力の継続が必要なことは言うまでもありません。
目標点
これから受験勉強が本格化する中学3年生の皆さんはもちろん、中学2年生以下の皆さんも次のような目標点数を意識してほしいと思います。
診断テストでも同じですよ。
◆第一段階:140点/ 1科目平均28点
平均点レベルということですね。超えてない人はまず平均点以上を目指しましょう。
◆第二段階:180点/ 1科目平均36点
ピーク層を抜け出す点数です。トップ2以外の学校はだいたい合格できるレベルです。
◆第三段階:200点/ 1科目平均40点
得点率80%です。高松高校も合格できるレベルになります。
◆第四段階:210点/ 1科目平均42点
内申点がどうであっても、どこの高校であろうと合格できます。最強レベルの点数です。
当塾の目標点数でもあります。