高松市国語塾EQZ塾長です。
塾のウエブサイトではよく生徒の成績アップというのをグラフ化する等して掲載していることがあります。
EQZでは、全くしないわけではないけど、あまりしていません。
それに関する塾長の考えです。
誰に属することなのか
まず根本に、成績アップしたのは、生徒本人力だと思っているということがあります。
学ぶのも本人、テストを受けるのも本人ですから。
塾というのはお手伝いをしただけです。
だから、本人が自慢したくて、例えばウエブ上で公開したり、ブイブイ言ったりするのは自由です。
でも、塾がブイブイ言うのはちょっと違うかなと。
勉強面だけに限らず、僕の考えの大元にあるのは
「キミの人生はキミが切り開いていくしかない。だから、キミ自身の力を高めなさいよ」
ということです。
そのために、方法論を教えているつもりなのです。それを生かしたのは生徒本人です。
ですので、成績アップしたとか満点取ったとか、それは生徒自身の功績です。
まあ、それを言えば、その逆も然り、なんですけどね。
従って、EQZでは「成績アップさせました」「~~に合格させました」という言い方は存在しません。
塾は、成績アップ「させて」はいませんよ。
再現性の問題
このような成績アップ自慢もよく見かけるんですけどね……。
これって再現性があるんだろうか?と大いに疑問に感じるわけです。
例えばこんなケースも多いようです。
ある科目の先生が去年と同じ担当の先生の場合、同じような問題がでるだろうとばかりに、その先生が作った過去問とやらを引っ張り出してきてコピーして何度もさせる…みたいな。
「同じ問題が出た! 〇点アップした!」
これが真っ当な勉強だと思う人は、少なくともEQZには縁がありません。
僕はこういうのは真っ当な勉強だとは考えていないのです。
僕が考えているのは、どんな問題が出ようが、その場で、ちゃんと文意を理解し、設問に対して正しく答える力をつけることです。
要は、どの科目であっても読解する力、思考する力をつける、ということなのです。それが再現性につながると思うんですけどね。
そうは思わないのかな?
むしろ危険
学校の定期テストで40点だったのが85点に伸びた、というのはむしろ危険じゃないですか?
テストを作る先生が難易度の設定を間違ってしまった、という可能性もありますが、一定レベルの難易度であれば、45点アップとか何かがおかしいと感じます。
まさか次のテストでは40点ぐらいに戻ってしまうっていう話じゃないですよね? っていうか、きっとそうでしょう。
それってどんな意味があるんだろう?
大事なのは1回だけのテストではありません。継続性です。そして積み重ねです。
今までできなかった問題がテストを受けるたびに1問ずつできるようになっていく。歩むスピードは遅いけど、着実性はある。僕はこちらを選択します。
ドーンと伸びてドスンと落ちるのでは意味がないなと。
毎日毎日1ミリ前進。目に見える成長は分からないけど、ふと振り返ってみると随分進んだなと実感ができる。
読解力にしても語彙力にしても、また、計算力でも暗記することでも、成長ってそれしかないと思っているのです。
だから、その趣旨に賛成の人はEQZの入塾を考えれば良いし、そうでない人は他塾を考えれば良いでしょう。
といっても、当分の間、入塾は困難なのですが……。