高松市国語塾EQZ塾長です。
冗談一切なしのマジ書きますよ。
今の若い人たちにとって何が重要なのか? というシリアスなお話です。
これからの日本
衝撃的なニュースがありました。
2022年に生まれた赤ちゃんが80万人を割る、というニュースです。
国内の2022年のニュースではこれが最も大事なニュースだと思います。
2000年頃は、1年間に生まれる赤ちゃんは120万人前後だったのです。
じわじわと減っていき、2022年はコロナの影響もあり、現段階での推計値は77万人程度になるそうです。
一気にドンと減りました。
それも含めて、日本の人口は減り続けています。
特に、若い世代の数が減っています。
国全体としては、30年後には1億人を割るぐらいの感じです。
今よりさらに20%以上減少するわけです。
これは、もうとんでもないことになると僕は思っています。
極論すれば、国が消滅するとまで。
この危機的状況が分からない人は、この先読む必要がありません。
自分で身を守る
言うまでもなく、この状態は無能な政治家のせいです。
沈んでいく国の行く末に危機感を持ち、最重要課題として取り組むべきなのに、置きざりになってしまっています。
彼らがやっていることは、第一に保身、第二に自分たちを支援する団体・業界の保護。
以上です。
そして、肝心の政治は、中身のないふわっとした言葉でごまかしているわけです。
「不退転の覚悟で」「抜本的」「異次元の」等々。
国、政府、政治家に何かを期待してもダメですよ。国民のことや国の将来のことなんか何も考えていませんから。
人口が減ることはもう30年も前からわかっていたことなのに、何も手を付けてないのがその最大の証拠です。
ですので、自分の身を守るのは自分しかない、のです。
これは、今からの日本を生き抜いていかなければならない若い世代の人たちの、思考の中心に置かなければいけないことです。
親御さんは、我が子がそんな世の中を生きていなかければならない、という前提に立たなければいけないと思うのです。
僕自身の生き方も、塾における指導も、これが出発点になっています。
自分の身は自分で守る。
個の力の出発点
僕はよく「個の力を高める」と言いますが、この考え方、指導方針の出発点も同じです。
国なんかあてにならないし、会社もあてにならないことも多い。だから
自分の身は自分で守れよ。
そのために、
自分の力を高めていけよ。
これが出発点なのです。
そして、これが全てと言っても良いです。
自分の力を高めていくには、英語の能力、プログラミングのスキル、論理的思考力…等々、たくさんすべきことはあります。
そしてそれらの土台になる能力が二つあると思っています。
すなわち
言葉を操る能力
数字を操る能力
です。
その中で、僕自身の能力と得意分野から、「言葉を操る能力」を担おうとしているわけですね。
言葉を操る能力とは、言い換えると「言葉を読むこと、聞くことを通してその中身を理解する」ことです。
そう、最終的には理解することです。
そして、読んだり聞いたりしたことを理解するためには、塾という現場で何が必要か? 何ができるか? という命題に取り組んでいるわけです。
到達する道のり
ここまでをギュッとまとめると
将来、自分の力だけでも生きていけるようになることが最終的な目標であり、その最も土台になる「言葉を理解する能力」を鍛えていく。
これに尽きるわけですね。
そして、これを辿る道のりを僕は「王道」と呼んでいます。
文章を丁寧に読む、分からない言葉を一つ一つ調べる、文意を正しく理解する、問いを理解する、根拠を提示する。
文章を通して、未知の世界を知る、既知の世界の仕組みを知る。
僕の方も、生徒が調べたり解いたりしたことを1人1人、1問1問、丁寧に見る。
この一連の流れが王道です。
ですので、テストの過去問を配布して目先の点数をあげるとか、大量の無意味な宿題を課して貴重な時間を潰すとか、どうでも良いイベントに時間を費やすとか・・・こういったことをしない理由もわかると思います。
王道以外は歩みたくないわけですね。
子どもに残してやれること
まず理解してほしいのは、お子さんは、親世代が育ってきた環境とは大きく異なる環境下で生きなければいけないという大前提です。
これからは成長する国でもなく、安定している国でもありません。
衰退していく国です。
これは確定未来なのです。
ボーッとしていると沈んでいく国、会社に飲み込まれてしまいます。
経済成長期には、ボーッとしていても周りが成長したから何となく生きてこられました。
その逆の現象が起こります。
そんな中、親が子どもに残してやれるのは何か?
学歴ではありませんよ。
その子特有の能力です。
技術です。
思考力です。
理解力です。
そして、それを支える読解力です。
あと「マインド」かな?と思いますが、これに関してはまた改めて書きます。
親の力
親の責任、大人の責任だと思うんですよね。
無能な政治家を選んでしまった責任です。
国が衰退することは個人ではどうしようもありません。
僕自身も国を変えようなんて1ミリも思っていません。
でも、個への対応であれば、どうにかできます。
ですので、こんな名もなきちっぽけな塾に通ってきてくれる子たちの力をあげようと努力はするわけです。
そして、当然ながら親が我が子の力をつけることもできます。
それは、無意味な大量の塾の課題を手伝うことでは決してありません。時間の無駄でしかありません。
考えるべきは、世の中を知ること、それを通して語彙力をつけることです。
読解力をつけるための具体策は、保護者説明会にてお伝えしています。お子さんの将来を真剣に考える方のみお越しください。