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小学生の文章の威力2

高松国語塾EQZ塾長です。

当塾の「教養読書の会」に通う小学生の文章力が偉大です。文章の威力第2弾「11歳の文力の威力」です。

第一弾「10歳の文章の威力」はこちら

 

次の緑の背景の部分が、11歳が書いた文章です。

私が学んだことは、名前があるものには、ちゃんとその由来があるということです。

例えば、 エクレアです。エクレアは、フランス語で「イナズマ」を意味しています。名前の由来には諸説あるらしいです。エクレアの中にはクリームがあり、それが飛び出さないように「イナズマ」のように速く食べて」と命令されたことが由来になったそうです。

このように、 普段当たり前に呼んでいるものの名前でも、どんな理由があって生み出されてきたのかを調べてみると、そこには長い歴史が刻まれていることが分かりました。

ことわざに 「名は体を表す」というものがあります。名前が分かると、それがどのようなものなのかが分かるという意味です。名前を知るだけで、そのものがまるで自己紹介をしてくれているようにも感じられます。

言っておきますが、生徒は自力で書いています。なんせ、ホラ、塾長はあてにならないので。「ほーそうなのか」と喜んで生徒が書いた文章を読んでいるだけなので。生徒は自立しなければならないのです。

だから、全面的に生徒の力でこのような文章を書いているのです。教養読書を行った後、生徒は自力で、「学んだこと」「考えたこと」を書いていくわけです。

偉大でしょう? 優秀でしょう?

まあ、何が優秀かっていうと、国語塾を小学生のうちに選択する保護者が優秀だし、塾長が頼りにならないからと言って、自ら成長する生徒が優秀なわけですよ。

 

参考:塾長に教養を授ける図

 

生徒が書いた文章の優秀な点

・「由来」「諸説」等の語句を当たり前のように使えている点

・「~~される」、と受動的表現が使えている点

・ことわざを事例として引っ張り出せている点

・事実、伝聞、感想をちゃんと書き分けられている点

・まるで…というたとえを使えている点

等々。

 

>そこには長い歴史が刻まれていることが分かりました。

>名前を知るだけで、そのものがまるで自己紹介をしてくれているようにも感じられます。

 

上手いなーと惚れ惚れします。11歳でこんな文が書けると思いますか? ヒントがあったわけでも、例文があったわけでもなく、「無」の状態から書き上げているわけですよ。

ほとんどの中学生でも書けませんよ。つまり、11歳にして中学生を凌ぐレベルの文章力を身につけているといっても良いでしょう。

 

文章力が低い中学生だと

僕はこの本は言葉はもとになる意味があったのです。 

この程度の文は当たり前に書いていますよね?

いや、それ以前に、「由来」「諸説」あたりは意味が分かっていませんからね。

 

一応念のために言っておくと、EQZの塾生には、そういう子はいませんよ。でも、平均点レベルぐらいになるとこんな感じの文章が格段に増えてきます。怖いです。

うちの子は、そんな文は書けないかもしれない、と思ったら、すべきことは読解です。書く前に読解です。読んで正しく内容を理解することです。

だって、「読めないのに書ける人」っていないでしょう?

書けないのは、それ以前に、読めていないのです。

読解ファーストなのです。

 

読解ファーストという趣旨に賛成の方は、まずは説明会にお越しになることをお勧めします。読解力向上のためには、説明会ファーストなのです。

保護者説明会「国語の危機を救う具体策」