高松高校合格専門国語塾EQZ塾長です。
◆考え方のクセって指摘されたことありますか?
教えるのが上手いとか下手とか、優しいとか厳しいとか、親切だとかぶっきら棒とか、塾の先生に対する評価というのは色々とあります。
教える技術というのは能力に属するもので、優しい厳しい親切等は性格に属するものです。そうった評価は評価でもちろんあって良いですし、優しいから良い、厳しいからダメというものでもありません。しかも、優しいと一言で言っても、どんな優しさなのかも重要です。
例えば、宿題を忘れようが授業中に寝ていようが、良いよ良いよとニコニコ笑って済ませるのが優しいと判断する場合もあります。逆にその子のためを思ってダメなものはダメと叱る先生が、厳しいといって避けられたりすることもあります。
なかなか難しいものです。
私は、(講義形式の)授業は上手いです。自慢になりますね。でも、正直なところ上手いんです。過去に大きな塾に勤めていた時の生徒アンケートでも、毎年常にトップクラスでした。先生名を公表して講座を募集すると、必ず、生徒がたくさん集まってくる先生でした。上手いし、面白いし、分かりやすいと。※但し、上位生だけ…笑
まあ、大きな塾をやめて自分で塾を作るぐらいですから、教えていくことには自信はありますよ。
でもね、自分自身の中で、最も強みだと思う部分、他の人にはまねができない部分というのは、そこではないんです。本当に自信があるのは、
◆見抜く目
です。
生徒が言っていること、生徒が書いていること、を見聞きして、この子には今何が必要なのか、今やっていることが正解なのか、を見抜きます。
国語の読解問題で、なぜこれを選んだのか? どう考えてこの回答を書いたのか? 等を生徒にヒアリングします。つまり、回答を書いたり選んだりしたその過程を知ろうとするわけです。正しく考えているかどうか知ろうとするわけです。
間違っていても責めているわけではありません。正解であっても単に〇とはせずに、その過程をヒアリングします。その結果、本人の思考過程が分かってきます。
◆考え方のクセ
そんな中で、その子の考え方のクセというのに気づきます。正解にまっすぐたどり着ける考え方をしているか。曲がりながらでもたどり着くか。或いは、曲がりすぎてどこか違うところに行くのか。行き過ぎた考え方をするか。等々。
ある程度、考え方のクセというのがあります。いや、正確に言うと、正解にたどり着かない正しくない考え方のクセを持っている子が中にはいます。それに気付けるかどうか、というのは非常に大きな要素です。単に高校受験にとどまりません。大学受験にもつながる、考え方のクセですので、悪いクセは早めに矯正しなければならないのです。
私は学生時代、野球をやっていました。投げるにしても打つにしてもそのフォームにはクセはあります。誰にもあります。中には、とても困った癖を持っている選手もいます。それは、指導者が気付いて矯正してやらなければ、良い結果には繋がりません。という話は分かりやすいですね?
野球の場合、フォームという目に見える形ですので、クセは割と分かりやすいのです。でも、思考のクセは見えませんので、なかなか気づきにくいのです。
◆ ん?なんでこういう回答になるのかな?
という疑問から出発します。この時点で、好ましくない考え方のクセがあるのではないかと疑います。回答を割り出した過程を尋ねます。すぐに分かることもありますし、何度も尋ねないと分からないこともあります。
でも、見抜きます。
今、国語の読解問題に関するお話をしましたが、他の科目でも同様です。高松高校を目指すというのであれば、今の方法で正しいのか、今の分量で正しいのか、今のペースで正しいのか、的確に判断できます。
単なるミスなのか、練習が足りないのか、能力が足りないのかを正しく判断します。
これが見抜く目です。他の人にはまねができない目だと自信をもっている部分です。だって、そういう目を持っていないと、
◆塾生の70%以上が、高松高校、高松一高に合格
という驚異的な、あり得ない実績って出てきませんよね? いや、それ以前に、そうでなければ、そういった学力の高い子たちが信用して通う塾にはなりませんよね?
学校の先生にはこう言われた、他の塾の先生にはこう言われた、親はこう思う……はい、そういったご意見も聞く耳をもたないわけではありませんが、私の見立てが最も正しいはずです。
もう一度、重要なことを繰り返しておきます。ご確認お願いします。
◆国語の問題を解く際の、思考のクセって指摘されたことありますか?
ほぼ間違いなく「ない」ですよね。そんなの見抜ける人いないと思いますので。一人一人の書いた回答に接して、問答を繰り返して、ようやくたどり着けるのです。そこまでやっている塾はないと思いますし、やったところで見抜く目がある人はいないでしょう。