高松高校合格専門国語塾EQZ,塾長です。
何においても、「できない」という状態には何かの要因があるはずです。
私は塾の先生なので勉強面で言いますと、英語ができない状態というのは、アルファベットが覚えられていない、単語を覚えられていない、正しい英文が書けない、英文を読む時間分量が少ない、英語と日本語の違いが分からない等々、いろいろな段階でいろいろな要因が潜んでいます。
何が原因になっているのかは、その本人の勉強の様子、英文を書く様子、英語の問題を解く様子、テストの答案等を見ながら判断せざるを得ません。
そこで、例えばアルファベットができていなければ、その子に単語をいきなり覚えさせようとしてもあまり効果は見込めませんよね? まず、アルファベットをちゃんと覚えていこう、下手でも良いから声を出しながら書いて練習していきましょう、という話になりますよね。
では、国語です。国語もできない子にも、やっぱり何かの要因があるのです。
日本語だからできるだろう、というのは大きな勘違いです。また、日本語だからそのうちできるようになるだろう、というのも大きな勘違いです。もちろん、本を読めばどうにかなる、というのも同様です。
「国語ができない5つの要因」というのを提唱しています。
そのうちの2つは、私が指導の現場でやるしかないことです。でも、あとの3つはご家庭で意識していただければ改善していくことです。それをぜひ知っておいてほしいのです。
大学入試の共通テストが来年から始まります。どんな問題傾向なのかも提示されています。国語の問題も今までの国語の入試問題とはずいぶん違った印象を受けるかもしれません。大変だ!と煽り立てる人もいますが、私はそうは思っていません。
逆に、「何が大変なの?」「何を大騒ぎする必要があるの?」と不思議にすら感じています。
と言いますのは、国語ができる子、読解ができる子であれば、別に取り立てて対策等立てる必要もなく、当り前のように読んで、当り前のように問いに答えれば良いだけなのですから。
他の科目でも同様ですし、将来的に出題される見込みである記述問題でも同様です。
国語、ここでは読解力と言いますが、読解力があれば、特に恐れる必要はないのです。
すべての出発点は読解力にあると言っても良いかと思います。
ですから、逆に言うと、読解力がないのはかなり厳しい状態になってしまうということです。ここは脅しではありません。本当のお話です。
当方が主催している、「読解の危機を救う」という保護者説明会では、読解問題ができない子の原因を説明しております。まず、それを聞いてください。具体策も当然提示します。ですので、お子さんにお話をして、具体策を実行していってほしいと思うのです。
うちの子、国語(読解)ができないのはなんでだろう? と思っているその要因をあぶりだします。
何らかのヒントにはつながることと思いますよ。