勉強の話とは全然関係ないのですが、私自身の過去、経験を振り返って思うことがあります。
まだ若い生徒諸君には、色々と言ってあげたいと思うことがあって、これはその中の一つです。
お一人様上等
集団、組織、チーム、会社等々、密な人間関係を必要とするものが、私は苦手です。息苦しくて仕方ないのです。
学校、会社と随分長い間、組織の中にいました。もっと早く気付けば良かったのかもしれませんが、なぜ息苦しいと感じるのかがよく分かりませんでした。
会社を辞めて自分一人で生きていき始めた時、初めて分かりました。組織というものが合っていなかったんだと。
というのは、一人で起業をしたら、もう天国としか言えなかったんですね。こんな素晴らしい世界があったんだと、ようやくその時になって気付いたのです。
会社勤めの時は、年に1回2回は病気で寝込んだり、健康診断で何かが引っかかったりしていました。しかし、一人で生きていくことになって約15年間、1回風邪をひいただけです。健康診断は毎年毎年何の異常も無し。完全な健康体になったのです。
これだけでも、どれだけ組織の中にいたことがストレスになっていたのかが分かります。病は気から、と言いますが、私からすると、病はストレスから、です。
一人で起業する、つまり、何の後ろ盾もない、己の力だけが頼りだという超零細企業です。多くの人にとっては、怖くてストレスが無限大かもしれませんが、私の場合は、まさに水を得た魚状態です。
いや、むしろ、こんなに好き勝手に生きていって良いのだろうかと戸惑うほど快適な環境なのです。
やめれば良い
私自身がそうだったものですから、組織には馴染めない、息苦しいという気持ちはよく分かります。
学校でも会社でも、嫌なら辞めれば良いと思っています。まあ義務教育だけは辞めることはできませんが、高校以降は勝手でしょう。ストレスため込んで、我慢して我慢して生きたくない人生を生きる必要なんか全然ないと思います。
組織が合わない人は合わないのです。無理しなくて良いです。特に学校は辞めたところで復活のチャンスなんかいくらでもあります。これも制度が整ってきた時代のお陰ですよ。それは生かさなきゃ。
何なら、海外でもどこでも行けば良いのです。学歴やら前職やら、そういったものが何も関係のない世界が待っています。別に日本だけにこだわる必要なんか一ミリもないでしょう。
人の目は完全無視
世の中が息苦しくなく生きていけるようになった理由としては、一人で起業したからということもありますし、更には、人の目を気にしない生き方ができるようになったことがあります。
恥ずかしい、格好悪い、笑われる、等々、他人の視線を気にした言動というのは数多くあります。別に犯罪を犯しているわけではありませんし、誰かに迷惑をかけているわけでもありません。他の人の視線、意見を気にするあまり、好きな人生が送れないって、めちゃくちゃバカバカしくないですか?
〇〇でないと世間体が悪い…??
なんですかね? 世間体って。そんな実態のないものに振り回されたくはないです。
そんなの捨てれば良いです。どうせ、あれこれ言ってきたとしてもそれに対して責任を取ってくれるわけでもありません。そんなのに振り回されるのは人生の損だと感じます。
好きに生きれば良いじゃないですか。必ずしも学校に通って会社に勤めなければならないわけじゃないです。一人で生きて生きたいならそうすれば良いです。その分の責任感と覚悟があれば大丈夫です。
他の人の視線や世間体よりは、自分の満足度の方がずっとずっと優先です。というか比較にすらなりません。
言い方次第
「好き勝手に生きれば良い」、などと言うと批判的に感じる人が多いのに、「自分の気持ちに正直に生きれば良い」、「自分らしく生きれば良い」、と言うと称賛されるようです。
不思議ですね。同じことを言っているのにね。言葉の持つイメージはそれなりに重要であるということ、深く考えずに印象で受け止めているだけの人が多いということ、が分かります。
じゃあ、皆さん、好き勝手な人生ではなく、「自分らしい価値観を大切にして、理想を貫く人生」を生きようではありませんか?
こういう抽象的で中身のないフレーズ、好きな人多いですよね。実態を考えたことあるのかな?
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