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親の言うことを聞かない子

高松市国語塾EQZ、塾長です。

「うちの子は、親の言うことを全然聞かない」

と嘆く親御さんもいます。

 

これに関して僕が思うこと。

 

 

なぜ、親の言うことを聞かないのか?

僕は、次のように解釈しています。

 

「自分なりの価値観や方法論が形成されてきたから」

 

幼いころは、自分自身の価値観も方法論もなく、親の言うことを聞いて学んでいたわけですが、成長するにつれ、価値観も方法論も自分で確立するようになってきた。

親のそれと異なっていれば、ウザいと感じる。

ということです。

 

つまり、成長したわけです。

自分で思考する力がついたということです。

 

 

 

親の言うことを聞かない子のマイナス点は何か?

 

「親は腹が立つ」以外にはないと思うんですよ。

 

親以外に迷惑を被っている人はいないはずです。

 

だから、「親の言うことを聞かない」と思うのは、親側の問題であって、本人も周りも別にどうってことないはずです。

 

 

 

 

 

親の言うことを聞かないなんて当たり前だろう

と僕自身は思っています。

 

成長しているんだから。

自分の価値観や方法論ができてきているんだから。

 

 

自我の芽生えとか言われることもありますが、要はそういうことだと解釈しています。

 

 

 

 

逆のケースを考えてみてください。

「はい、はい」と何でも親の言うことを聞く子のこと。

 

これがお望みでしょうか?

 

怖くないですか?

 

多分、自分で考える力がないんですよ。

自分の価値観も育ってないし、方法論も確立されていない。

 

成長していないんじゃないの?と思うわけです。

 

とても怖いと思うんですけどね。

 

 

 

親が子どもを完全に「支配下」に置いているケースを数件見たことがあります。

 

中学生の男子、小学生高学年男子のケース。

実話ですよ。

 

「明日の予定はママに聞かないと分からない」

「問題集はママがバッグに入れてくれていなかったから持ってきていない」

「塾のどの問題集を持って帰るか、ママに聞いてみる」

「ママが~~しなさいって言ってたので~~します」

 

 

お子さんに、こうなってほしいですか?

 

 

彼らの人生の主人公は「ママ」です。

 

ママの完全制圧。完全支配。

 

 

 

 

あれこれあれこれ手を焼いて、自分で考えられない子、自分の意思がない子を育てている

わけですね。

 

 

そう考えるとね、子どもが「うるさい!もうあっち行け!」と怒鳴るぐらいは可愛いものです。

 

 

 

 

親の言うことなんか聞かないものです。

親に反抗するなんか当たり前です。

成長の証です。

 

家庭以外では悪態をついたりしないのです。

それも社会性が身についているという証です。

 

めでたしめでたし、ですよ。

 

 

尚、皆さん自身もそうだったじゃないですか。

忘れているだけ、です。