高松市国語塾EQZ塾長です。
2023年になりましたし、再度、僕の考え方をお知らせしておきたいと思います。
塾をやっていくうえでの塾長の基本となる考え方です。
王道をまっすぐ
塾とはアウトプットをするところである、というのは過去にも書いてきましたが、それが学習塾としての指導の本質はそれだと思うわけです。
だから、アウトプット量の確保を意識した授業内容になるわけです。
もう一つ、重要なことがあります。
個の能力を伸ばすことです。
ですので、個別指導スタイルを採用していますし、クラス全体とか塾全体としての成績の伸びというものはあまり関心のあるものではありません。
「その子がどれだけできるようになるか?」「その子が以前より成長しているか?」です。
つまり、個の能力を伸ばすために、一人一人に最適なアウトプットを指導している、と言えば分かりやすいかと思います。
これが僕の中では、学習塾を運営していく王道なわけです。僕の塾における本質です。
これは、当然ながら踏み外したくないのです。
いや、踏み外してはいけないものです。
だって、本質ですから。
王道のための具体策
この王道を進むために必要なことはやるし、必要でないことはしない。
僕の塾ではシンプルにそれだけの話です。
そのために、理解の状況を一人一人見極めます。
具体的に言うと、
テスト結果等で状況を把握する
テストや問題集での解いた跡を確認する
口頭質問をして理解度を把握する
その子にとって必要な内容を説明する
その子にとって必要な学習メニューを提示する
その後の理解度を確認する 等々
ということになります。
これが僕にとって必要なことです。そして、ここに属さないことはどっちでも良いのです。というか、むしろ不要だと。
すなわち、
・他の人との競争
・学習成果につながらないイベント
・盛り上がった気分になるだけの精神論的指導
・保護者との密なコンタクト
・効率性だけを追い求めた学習
・目先のテストだけを追いかける学習
これらは、塾の本質から外れることだと認識しています。
「〇〇はした方が良いのでは?」という意見もあるでしょう。全てに反論はできますが、ここでは割愛します。
一つだけ言うと「〇〇したほうが良い」というレベルのものは、「しなくても大丈夫」という意味でもあります。
だからやらない。
本人への働きかけ
「個の能力を伸ばす」ことの最も大きな原動力は、本人の変革です。
すなわち、「本人が、気付き、納得し、自覚を持ち、言動を改め、覚悟を持つ」ことです。これが何より大事です。
だから、本人にダイレクトに働きかけます。
大いに働きかけます。
親には働きかけません。
極論をすれば「親はどうでも良い」です。
・地道な練習をずっと繰り返す
・すべきことを計画的に進める
・結果が悪くてもくじけずに進む
・受験という巨大な壁に立ち向かう
・進路を決定する
全て、子ども自身が向き合わなければいけないことです。
しかも、年齢があがるにつれ、自分一人で判断しなければいけない場面が増えてきます。
本人の能力を高めていくしかないでしょう。
方法論
そして、国語の塾の先生としてどれだけ達成できるか分かりませんが、僕が願っているのは、方法論を知ってもらう、ということです。
長い人生、何らかの困難はあるはずです。その時に「どうやってそれを乗り越えていくか?」、その方法論を知っているか否かは、相当大きな違いになります。
我が子が転んだ時、ある種の親は間違いなく抱き起して手当をするでしょう。
そして、子どもが自分で立ち上がる機会を奪うことには気づかないでしょう。
違いますね。
僕が理想とするのは、「どうやったら転ばなくて済んだか」「転んだ後には何をすれば良いのか」を分からせることです。
対処の方法論を知ってもらうことです。
だって、いずれは親の手の届かないところで、自分の力で生きていかなくてはならないのですからね。
塾長一人がやっているちっぽけな塾です。大勢の方に来ていただくわけにはいきません。
今回の話が腑に落ちて、同意ができるような方だけ、言い換えれば、お子さんの教育に真摯な姿勢を持つ方だけに来ていただければ結構です。
お陰様で、今まで保護者説明会に来ていただいた方は100%、そういったタイプの方たちです。有難いことです。
まだ参加されていない方は、次回の会にぜひお越しください。3月に開催します。