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うちの子はマイペースで

高松市国語塾EQZ塾長です。

これまた親御さんからよく聞くフレーズです。「うちの子はマイペースで・・・」

 

EQZブログお馴染み「うちの子シリーズです」

 

過去の「うちの子シリーズ」はこちら

 

 

マイペースって何よ?

 

あ、すみません、理屈っぽい塾長がまた定義したくなっています。

 

そのままの解釈だと「物事を進めるため、自分が持っている時間配分、速度」ということでしょう。

言い換えるなら「自分のペース」・・・・・・当たり前か。「マイ」が「自分」になっただけです。

 

自分の中に物事を進めていくのに快適な時間軸というのがある、ということでしょうね。

そして、それを守ってやっている。

 

この定義であれば、何も悪いことないと思えます。

というか、むしろ好ましいことではないでしょうか?

 

 

でもね、きっと違うんですよね。親御さんが我が子に対して「うちの子はマイペースで」という場合は。

 

たいていの場合、「遅い」を指しているのではないでしょうか?

 

「マイペースだからなかなか宿題が終わらなくて・・・」みたいなのが一般的な使い方になっています。

 

これはよくよく考えてみると、因果関係に無理があります。

 

正確には

「宿題をやる速度が遅いからなかなか終わらない」という意味ですよね。

 

マイペースとは自分のペース。であるなら、スピードが速い場合にも適応されるはずです。

でも、「マイペースだから宿題もさっさと終わる」とは言いません。

 

ですので、マイペースとは言い換えるなら「遅い」を指しているのです。

 

 

更に考察を進めます。

 

例えば、陸上競技での〇メートル走だと、客観的な評価と主観的な評価があります。

つまり、〇秒で走ったという客観、練習の成果が出た結果だったねという主観。

 

家庭の中で、特に宿題やら勉強やらに対して親御さんが使う「速い遅い」は、間違いなく主観のはずです。

 

つまり、うちの子はマイペースというのは、親御さんの主観に基づいた評価であり、その評価は親御さんの価値観に根差している、と言い換えて良いのではないでしょうか。

 

もっと日常的な表現に言い換えるなら「自分から見て、うちの子はやることが遅い。だからイラっとする」ではないでしょうか?

 

これが「うちの子はマイペースで」の真意だと思っています。

 

 

このブログで何度も言っていることの繰り返しになります。

 

親子であっても価値観は違います。

「遅い」というのは親御さんの価値観であり、本人は自分の価値観で動いているということです。

 

そもそも、「速い遅い」という感覚は子どもには薄いのではないでしょうか?

 

時間に対する価値観というのは、中学生高校生になって周りとのスピードの差を実感し始め、更に、社会に出て「速い」イコール「良い」という価値観に浸かって醸成されたものではないでしょうか?

 

 

子どもが自分の中に持っている価値観、ここでは時間軸を認めてあげれば良いのではないかと思うわけです。

 

速く速くと言ったところで、怒鳴ったところで、直らないでしょう?

マイペースである=時間がかかるというのは、性質的なものだから、そうそう直らないですよ。

 

時間がかかるということを認めて、その前提で考えていけば良いかなと。

 

親御さん自身も、自分の性格や性質って直らないでしょう? もちろん僕自身も直せません。

 

子どもだけが直せると思っている方が間違っているんだろうなと思うんですよね。

 

 

 

国語力向上の第一歩

うちの子、国語ができていない、国語の力が不安だ。

そういう思いの親御さんは多いです。

 

でも何をやれば良いか分からない。

とりあえず、書店で問題集を買ってきて・・・。

 

というお気持ちは分かりますが、残念ながらすべきことはそういうことではありません。

 

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