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高松国語塾EQZ塾長です。

語彙に関するお話です。読解力向上には欠かせないテーマです。

 

以下、小3~中3の子が「意味が分からない」と生徒が言った言葉、尚且つ、「そうか・・・これ分からないのか・・・」と僕が残念に思った言葉です。学年別に掲載します。

 

小学3年生
心細い
てれくさい
きっかけ


小学4年生
はずむ
心苦しい
劣る

 

小学5年生
ひがむ
物価
労働

 

小学6年生
顔をしかめる
消極的
有頂天

 

中学1年生
手厚い
なごむ
後世
根付く
途方に暮れる

 

中学2年生
いたたまれない
あらがう
持続
繁栄
不得手

 

中学3年生
デメリット
本質
妙味
あしざまに
再現性

 

 

彼らの語彙力が少ない、と嘆いているわけでは決してありません。多くの子は、これらの言葉は分からないかと思います。

 

 

「国語ができるようになるには読書をすれば良い」という思い込みが未だにあるようです。

それでできるようになれば誰も苦労しませんって。そのぐらい考えれば分かりそうなもんですけどね。

もちろんマイナスになるとは言いません。ただ、「普通の読書」ってインプットだけでしょう? しかも、ほとんどが趣味としての読書を指しているはずです。

趣味としての読書は一向に構わないのですが、アウトプット無しに一体何につなげようというのでしょうか?

 

「この作家の小説好きなんだ。今日読んでみよう。楽しみだな」という読書と、「鉛筆片手に今からこれを読んで後の問題を解いて点数取らなきゃ」という読解と、同じはずがないですよね。

前提がまるっきり違う。

 

「趣味としての読書」を習慣的にこなしている場合、メリットになるのは、活字に抵抗がない、というぐらいではないでしょうかね。

でも、それ以上のことはしないはずです。

面白い小説を読んでいる最中に、意味が分からない言葉が出てきたら辞書などで調べますか? ということです。前後の文脈から推測して曖昧なまま読み進めるのではないでしょうか? また読後、改めて言葉の意味を調べるということもほとんどしないものと思われます。

さらに、感想文を書くわけでもなし、要約するわけでもない。つまりアウトプットは何もないわけです。趣味の読書はそれで良いけど、「読解」はそうはいきません。

つまり、「読書」と「読解」は別物だということです。

 

こう考えると、読書をしたからと言って読解問題ができるようになるとは言えませんよね。

 

 

 

だから、普通の状態で読んでいても読解力は向上しないし、語彙も増えません。

 

ということは「普通の状態」から脱しないとだめですよね。

 

語彙力を増やしていくには、言葉の意味を調べたり例文を作ったりして身につけなければなりません。それを自分自身でできればそれがベストです。

 

でも、そんなのやる子はいない。

 

では、親がすれば良いのか? まあ小学生のうちであればそれもアリでしょうけど、多くの親御さんにはそんな時間が取りにくいし、続かないことが多い。けんかになったりして、却って子どもの学習意欲が低下する羽目になるかもしれません。

 

そこで登場するのは僕です。

 

高松市内でそれができて実践しているのは僕しかいないと思います。オンリーワンです。

現に、毎回、言葉の意味調べ例文調べ自分例文作成を継続しています。

日々少しずつ少しずつ語彙力を増強しているわけです。

 

下の写真(加工しています)は、

・意味が分からなかった言葉を書きだす

・意味を調べる

・同義語、反義語を調べる

・辞書中の例文を書く

・自分で例文を作ってみる

(絵は生徒のお好み・・・)

という様子です。

地道に地道に継続していくことによって、圧倒的な語彙力の差をつけていきます。

高い山に登るためには一歩を積み重ねるしかありません。それと同じです。毎日毎日毎週毎週、コツコツと継続する以外にないのです。真っ当な大人ならそれは分かるはずです。でも自分で我が子の指導はなかなかしづらい。

 

だから、僕がリードしているわけです。

 

多少のプレッシャーも与えながら・・・。

 

 

 

本を読んで「不思議だと思うことを書いてみよう」という課題を出すことがあります。

「本から学んだことを書いてみよう」という課題もあります。

アウトプットは考えているわけです。

毎週毎週それを継続するのです。

 

僕が不思議だと思うのは

そういった地道な具体策を取らずに一体どうやって読めるようになると思えるのか?

ということです。

 

 

「あらがう」「妙味」「あしざまに」こういった言葉は、普通に暮らしいてるだけでは身につかない言葉です。

だから、意識して身につけていく必要があるのです。

 

当たり前ですよね?

 

その当たり前が分からない人、或いは、何も行動に移さない人が、どうやってできるようになるのか? 或いは、できるようになると思えるのか? そのあたりは謎です。

 

 

なぜ国語ができないのか? 

どうすればできるようになるのか? 

小学生のうちにしておくべきことは何か?

 

当塾主催で開催している保護者説明会「国語の危機を救う具体策」では、そういったお話をしております。

簡単ではありますが、大学入試の状況にも触れます。そこから引っ張ってきて、今から何を考えておくべきなのか? を国語の塾の先生という立場からお伝えするものです。

 

次回は、「7月18日(月・祝日)13:30~15:30 高松市内中心部にて」という予定で開催します。

 

広い会場で実施しますので密にはなりません。どうぞお越しくださいませ。

 

 

 

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