高松国語塾EQZ塾長です。
2022年度の授業内容を色々と考えているわけですが、新しいメニューを取り入れようと考えております。
上品ぶって、おメニューと書いてみましたが、全く上品になっている気がしません。
ちなみに、おメニューとは言わないんですね。原則、外来語には「お」はつけないそうです。「おテレビ」「おパソコン」・・・。 だから、本当は「おビール」「おトイレ」も間違いらしいです。
読書の時間
中学生は、今までは初見の文章を読解する練習がメインでした。2022年度もそれがメインであることは間違いないのですが、時間を取って「読書の時間」を組み入れようと思っています。
今のところの計画では、中1中2生向けの書籍、中3向けの書籍を準備し、それぞれ読んでいってもらうというつもりです。書籍はそれぞれ統一します。
そして、それを題材にして、【精読】を行っていきます。
つまり、【語句調べ】、【例文作り】、【文の構造把握】、そして【要約】をやっていってもらおうかと。
教養読書の会改訂
小学生対象の教養読書の会では、内容を改革していこうと思っています。
まず、インプット面=題材 に関して。
今年度は「生徒が自分の興味のある書籍を自由に選択」としていました。2022年度はそれも残しますが、こちらで題材を指定することもアリにしようかと思っています。
そして、それを題材として【精読】を行います。
さらに、アウトプット面=文章の記述面 でも改革があります。
今までの「語句調べ⇒例文作り⇒学んだこと⇒考えたこと」という一連の基本的な流れも残しますが、それ以外に、【文の型の練習】【論理的文章の練習】【論文形式に沿った文章】【接続詞の縛りや語句の縛りのある例文作り】【具体から抽象化】等書くべきテーマを決めてそれに沿った文章作りを考えております。
例えば、【PREP法】、【演繹法】、【帰納法】等々の要素等も取り入れようと思っています。
「題材の工夫」×「書くべきテーマ」を組み合わせると、より多様性のある文章に親しんでいくことができるのではないかと思っています。
地理ベース
これは小学生も中学生もやりたいことなのですが、地理ベースの題材も考えているんですね。
どういうことかと言いますと、地図帳、ガイドブック等を題材としてそれぞれの地方の【気候的、風土的特徴】【特産物】【観光地名所】等を調べて、それを文章にして表現するという試みです。
これをやるのはなぜか?
塾長が地図マニアだから?
まあ、それもないわけではないですが、実際問題、地理的な知識って文章を読む際の前提になっていることって多いんですよね。
要は、どこにどんな都市・場所があって、何が有名なのか? 美味しい食べ物は何か? 香川県とはどう違うのか? 等を知っていく必要があると思うのです。
本当は実際に出かければ良いのだろうけど、そうそう行けないから疑似体験ということね。
あとは内緒
他にもあるんですけど、一旦ここでは内緒にしておきます。ダントツ過ぎて絶対に他塾ではできないだろうということを企画しております。と言っても、他塾のことは1ミリも気にしていないんですが…
塾生の親御さんには2月頃には発表する予定にしております。
色々とメニューを考える際に、僕が念頭においているのは、「学力・読解力がつくか?」「視野が広がるか?」は当然ベースにあって、それらと同じぐらいの重要性で「面白いか?」という観点です。
だって、面白くないものはつまらないじゃないですか。つまらないものは続かないじゃないですか。つまらないものには興味関心が向かないじゃないですか。
だから、「面白いか?」という観点は大事にしているわけです。ただ、僕が面白いだろうと思うものと、実際に子どもたちが面白いと思うものは、必ずしも一致しているわけではないのが悩ましいところです。
はい、研鑽を積みます。
本音のところで言うと
学習塾における国語の授業って、普通の学習塾向けの問題集をずっと進めていくのがノーマルなことなんでしょうし、もちろん僕もそれはできます。
で、実際問題、それだったら、めっちゃ楽なんですよ。
ド楽勝で指導はできるんですよ。その問題集におんぶにだっこすれば済むわけですので。読み取りのコツだの、解き方のコツだの、そんなのはお安い御用なのです。
中学生向けの読書⇒精読⇒要約
小学生向けの教養読書の会
いずれも、こだわりを追求すればするほどしんどいんですよね。なんせ、全部「その場対応」ですから。その場になってみないと一体どういう展開になるのか分からないわけです。
例えば、生徒が要約してきた文章を見て、良いのか、悪いのか、悪いのであれば何が悪いのか、その場その場で判断していく必要があります。
それ以前に、その日、生徒が選択する題材が何なのか、その場にならないと分からないわけです。
まあ、完全に個人技なわけです。
でもね、僕側からすると、しんどいことをしていても一つ良いことがあるんですよね。
それは「やっていて面白い、楽しい」です。
まず僕が「面白いな」「楽しいな」と思えることを提供しているのです。
生徒とお互いバカヤローな会話になったり、バカヤローな質問をしてきたりすると、それはそれで楽しいわけですね。
読む楽しみを奪わない
授業の合間に「休憩をしても良いよ」と生徒には伝えてあります。
休憩時間に彼らは何をするのかというと、飛び跳ねるように書棚に向かうのです。そして、1冊選び出しすぐさま読み出します。今まで読解問題をやっていたにもかかわらず、休憩時間には読書をするのです。
先日のブログで「きゅうけい用の本」を読んでくれないと嘆いたのはまさにこれが原因です。
休憩時間であっても、面白ろそうな本が読みたいのです。休憩時間はそんなに長くないのだから、パズルなんか見ている場合じゃないのです・・・笑
そして、お迎えを待つわずかな時間でも同様の行動が見られます。
子どもは好きなんですよね。読書が。
いや、正確に言うと、「未知の世界に触れる」のが好きなんです。好奇心旺盛なのです。
それを摘んではいけませんよね。
保護者説明会「国語の危機を救う具体策」2022年3月13日(日)13:30~15:30
お子さんの将来をちゃんと考えてあげたいという親御さん、お子さんの読解力向上を願う親御さん限定の説明会です。2022年度の最終回になります。