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個人塾の選択

高松国語塾EQZ塾長です。

今回は、塾の選択、特に個人塾の選択ということに関するお話です。ここでいう個人塾とは、塾長がほとんど一人で全員の生徒を指導しているという意味で使います。

 

学習塾というのは全国で5万軒あるといわれています。人口比で考えると高松市だけで200~250もの塾があることになります。200軒としてもすごい数です。一体どうやって選べばよいのか分からなくなりますよね。

立地、規模、合格実績、指導形態、塾側の得意不得意、科目、通塾曜日や時間、費用、等々……検討すべきポイントは多岐にわたります。

ただ、僕自身は、学習塾の選択の最大のポイントは、指導者の力量だと思っています。それがほぼ全て。それがだめなら他のポイントをいくら満たしていても意味がないなと思うわけです。次のように考えれば分かりやすいかと。

・自転車ですぐに通える、月謝も許容範囲、曜日や時間も問題なし。でも、先生の評判が良くないし、志望校への合格実績もあまりない。

・遠くて通うのが大変だし、月謝も高め。曜日や時間も少し調整が必要。でも、先生の評判はとても良いし、合格実績も高い。

どっちを選ぶのか? ということです。

もちろん、人の価値観はそれぞれなので、どちらが正解というのはありません。

以前、こういうことをおっしゃるお母さんがいました。

「うちは個人塾を選びます。大手塾だと先生の当たり外れがあるけど、良い個人塾で信頼できる先生なら100%当たりだから」

なるほど。そうですよね。そういう面はあります。だから、これの最も難しいところは、「当たりの個人塾を探すこと」なんでしょう。

お母さんたちが学校の行事で集まる場面では、「どこか良い塾ないかな?」という話題も大きなテーマらしいですね。

僕が思うに、問いかけは「どこか良い塾ないかな?」ではなく、「良い先生いないかな?」でしょう。

結局、個人塾というのは、塾長=指導者=その塾の価値、なわけです。塾名が格好良いとか有名とか、何の意味もなくて、ただひたすら、塾長が良い指導をしているのか、信頼ができるのか、という点だろうと思います。

言い換えると、塾というのは、「指導する人間の指導力、経験、指導観、ノウハウ、得意なこと、そして人間性を買う」、ということでもあります。

指導者も人間である以上、得意不得意はあります。だから、その指導者の得意とすることを見極めたうえで選択することが必要ですね。

◆せめて平均点ぐらいは取りたい→平均点以下の子を指導するのが得意な指導者

◆勉強のやる気がない→やる気を出すのが得意な指導者

◆なんでもほめてほしい→ほめるのが得意な指導者

をそれぞれ選択すればよいわけです。

 

ちなみに、僕は上記のことはすべて苦手です。僕が得意なのは、「上位校を受ける子=ある程度基礎学力はある子」「意欲は持っている子」そして、国語をはじめとする文系科目の指導、です。

では、それぞれの個人塾がどんな指導者なのかを見極めるためにはどうすれば良いのか?

一つは、通っている人に尋ねてみる、ですよね。口コミに近いです。実際に通っていて指導者と接触をしている人なので、信頼性は高いと思います。ただ、大きな注意点があります。それは

「その感想は、あくまでもその人(家庭)にとっては」ということです。

感想というのは主観です。同じ出来事であっても受け取る人によって感想は異なります。それは気に留めておかなければなりません。

まあ、尋ねられる知り合いがたくさんいて、主観がたくさん集まれば客観に近づくとは思いますけどね。

あとは、外に出ているもの=例えばチラシ、書籍、ウエブサイト等で判断するという方法があります。というかそれしかない。

でも、チラシなどの宣伝物は塾長の力量までわかることはほぼありませんし、書籍を発行している人もごくわずかです。ですので、基本的にウエブサイトで判断することが一般的だろうと思います。

そういう趣旨で、当塾もウエブサイトを運営しているわけです。特に当塾の場合、宣伝もしておりませんし、知名度が高いわけでもありません。また無料体験授業も実施しておりません。ですので、事前にサイト内の多くのページを読んでいただき、どんな指導者なのかを判断してもらいたいと思っています。

 

保護者説明会「国語の危機を救う具体策」

 

 

 

当方の力量や指導観を判断していただく材料の一つでもあります。開催日程はお申し込みの方にお知らせします。※2021年8月時点で次回開催は未決定です。