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広がる教養

高松国語塾EQZ塾長です。今回は小学生で行っている「教養読書の会」のお話です。

読解を行う上で、教養は非常に重要です。読解の一番下の土台を支えているものだと解釈しています。

子どもたちは、塾に備えてある書棚から好きな書籍を手にとります。書籍ラインアップは僕の選択です。物語も多少ありますが、基本的には「教養が広がるもの」という指針で選択しています。

見るからに子供が好みそうな表紙やタイトルを持つ物語とは違って、少しとっつきにくい面はあるかもしれません。「易経」「日本国憲法」「神話」「哲学」「科学」等々、普段なら見向きもしないタイトルかもしれません。

でも、読みます。塾だから読めるのです。しかも超集中して読めるのです。

そして、1週間に1つのテーマについての教養が広がっていくのです。

教養書籍一覧

生徒があるテーマについて読んだら、

語句の意味調べ

この本を読んで新たに学んだこと

この本を読んで感じたこと、考えたこと

この本の内容についてお父さんお母さんに伝えたいこと

等を書いていってもらいます。

ここですね。ポイントは。趣味で読む読書と大きく異なる点は。

アウトプットを念頭に置いた読書なのです。

趣味で読む読書が悪いとは全くいうつもりはありません。読書が好きならどんどん読めば良いです。ただ、それを学習効果につなげていくためには、アウトプットが欠かせないと思います。

生徒が選んだ本の内容に対して、少しずつコメントや解説を入れるようにしています。最近ですと……

「島流し」の話をしました。

「死刑制度」の話をしました。

「税金」の話をしました。

「光の速度」の話をしました。

「電磁波と周波数」の話をしました。

「落語」の話をしました。

「ロボット」の話をしました。

塾長も様々な話題についていくのです。もちろん全部が全部わかるわけではありません。時にはググって、画像や映像も出して、理解してもらうようにしています。ググったりする中で塾長自身も教養が高まってきて、それをまた生徒たちに還元できるのです。

一連の「教養読書の会」の時間が終わると、読解用の問題集をこなしていきます。

この読解用の問題集も「教養的な内容」を含む問題集になっています。「問題文自体」が、教養を広めるための文章になっているわけです。

これらの教養を広めるための読書を通じて、意味が分からない言葉にも出会います。それも調べて身につけていきます。

僕自身はこういった学習が大いに意義があると確信をもって指導をしています。

高校受験生の生徒を長らく見てきて、教養が足りない子、語彙の足りない子は、もう救いようがないことが分かっているからです。逆に言いますと、幅広い教養を持っていて、語彙力も持っていれば、あと必要なのは「解き方」だけなんです。「解き方」だけなら、比較的簡単に修正でき、高得点につなげられます。

まずは、【国語ができる子にするために必要な具体策を提示する保護者説明会】にお越しください。と言っても、日程が決まっていないのですが……。決まり次第、登録済みの方に優先的にご案内を差し上げます。

あ、うち、入塾の勧誘なんかしていませんから。中身がないことがばれて生徒が減って大変な大手塾とは違いますから。一線を画してほしいと思います。

保護者説明会「国語の危機を救う具体策」