高松国語塾EQZ、塾長です。
読解講座の件、2月よりお申し込み順にご案内を始めております。お一人ずつ丁寧に誠実に対応しております。もうしばらくお待ちいただけますか。
さて、既に読解講座を受講し始めている人もいます。今年は特に小学生が多く、てんやわんやになっております。そんな中のお話です。
休憩時間
読解講座では、小学生の場合1コマ90分で設定しており、途中で少しだけ休憩時間をとります。その際、「あそこにある本、好きなのを読んでも良いよ」と伝えると、ほぼ全員が
「ヤッター!」
と喜び勇んで本棚に駆け寄ります。万歳をする子すらいます。塾長の話なんか聞かずに本棚まっしぐら……。
大変よろしいのです。塾長のくだらない話に付き合う暇があるなら本を読んだ方が何倍も有意義な時間になります。
これですよね。健全な姿だと思うのです。子どもは本が好きなんですよ。こちらから、この本を読みなさいと強制するわけではありません。自分の興味のある本を手にとり好きに読めば良いのです。
好きなものを追求するために、書籍を読み、分からないことが出てきたら自主的に調べるようになる。知りたいから懸命に調べる。知りたいことだからすぐに記憶ができる。知りたいことを知ると、楽しくなってもっと知りたくなる。実はこれが最強の学び方の一つではないかと考えております。
そういう意味もあって、教養読書の会というコースを作っているわけです。
神話の世界に没頭
小学2年生の男子。休憩時間に手を出したのは、なんと「日本の神話」。僕も覗き込んで横から少し読んだのですが、結構難しい言葉が出てきているにもかかわらず、強力な集中力で読み進めます。
読み終わった後、どんな話だったのかを聞いてみると、すらすらとかなり詳しく語ってくれました。あまりにもよく知っているので「前に神話の本は読んだことがあるの?」と尋ねてみると、ないんだそうです。全て今読んだ本から学んだそうです。
何ということか。たった5分程度で既に神話マニアレベルに。塾長の教養力なんか軽く凌駕しています。すごい力ですよね。
子どもの「面白いと思ったら突き進む力」って凄いですよね。
本棚を見渡して
そういった子どもたちの様子を見ていて、本棚の前に立って思うのです。
「彼らの興味を広げるにはこれじゃ足りないな」と。
今ある本だけだと、一瞬で制覇してしまいそうな予感すらしてしまいます。
というわけで、塾長はまた本探しの旅に出かけようかと思ったりするわけですね。
読書を通して、インプット(読む、調べる、聞く)の機会と、アウトプット(まとめる、書く、伝える)の機会を提供していきたいと思います。
と、教養読書の会のお話をしておきながら、希望者殺到の大爆発中につき、新規募集は今はできません。気を長くして順番待ちをしていただけますでしょうか。