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王道を行きます

高松国語塾EQZ塾長です。

学習塾向けにいろいろな教材が発売されている(一般書店にはない)わけですが、それに関して思うことを。

 

 

タブレットを使用し、問題を解いして、そのデータを記録し、「全国のライバル」と競い合う、という趣旨の教材があるそうです。

これを、対戦型の教材と呼んでいるみたいです。

 

対戦型……笑

 

まあ、よろしいのではないでしょうか。

うちでは絶対に使わないけど。もし、導入したら現塾生の親御さんから総スカン食らいそう…

 

こういったものができる背景を考えてみると……普通の勉強には取り組めない子が多いということなんでしょうね。あれやこれや工夫しても取り組まない。その果てにこういったものが生み出されるのではないかと。

そういった子を対象にしている塾では、対戦型教材が持てはやされるのかもしれません。しかし、高松国語塾EQZでは使用しません。

僕としては、王道を行きたいわけなんですね。

 

 

勉強での王道というのは、すぐにできるようなやり方、目先を変えたようなやり方、ではありません。むしろその逆といっても良いぐらいです。

 

毎日コツコツと積み上げる方法です。

 

計算練習、漢字練習、読解練習、英単語練習、社会や用語の暗記等々、地道で面白くも何ともないことかもしれませんが、その積み重ねの威力は強大です。

 

高校受験の例で言うと…

中学3年生になって診断テストの国語で20点台しか取れない。すなわち読解力が中学生レベルになっていない。なのに、高校受験まであと300日。

小学6年生だけど、小さな頃から読解を継続していて中学2年生レベルの読解力を持っている。高校受験まであと3年。

 

このぐらいの差は当たり前のようにつきます

 

この例の中学3年生の子は、失った数年間の読解力はもうつきません。

いや、正確に言うと、つくかもしれないけど、高校受験には間に合いません。

こういう事態には陥ってほしくないわけです。

 

むしろ、高校受験時に国語の勉強をしなくても済むようになっておくのが理想ですよ。

 

 

 

 

上記の例で、最も怖いと思うのは「積み重ねていないことはもう取り戻すことが困難である」ということではないでしょうか。

 

積み重ねを失っている子は、積み重ねの偉大さを軽く考えているのかもしれません。或いは、気付いていないか。

受験学年になって、はっと気づいて積み重ねを開始したところで、リアルタイムで進行していることと合わせて、失ったものを積み重ねていくことは、非常に困難だろうと思うわけです。

 

そうなると、「対戦」なんかでお茶を濁そうとするのでしょうね。1回目喜ぶだけで、多分、何にもつながっていかない。

 

 

そもそも、勉強というのは、誰かに勝つためにやるわけではありません

 

自己の能力を高めるために行うことです。

 

小さなころから積み重ねができる子であれば、大人になってから、勉強する際にも役立つはずです。資格取得であっても、社内の勉強であっても、それらはきっと「積み重ね」で出来上がるはずなので、積み重ねる方法を知っている子は強い、ということです。

 

これを、僕は、王道と考えています。

 

雨が降っても雪が降っても、習い事があっても友達との約束があっても、テストの点数が良くても悪くても、日々コンスタントに練習を続ける。

これ、かなり偉大ですよ。

 

つまり、王道は偉大、ということです。

 

 

読解ができるようになるために何をすればよいのか? 具体策を提示します。 既に220人以上が参加した保護者説明会、次回開催予定が決まっています。

保護者説明会「国語の危機を救う具体策」