高松国語塾EQZ塾長です。
ようやく全学年で副教材=課題図書がそろいました。
視野の広がり、語彙力の増強を図ります。
中学3年生用
中学3年生の副教材は、「いつもの言葉を哲学する」という書籍です。
※朝日新書 いつもの言葉を哲学する リンクあり
当塾で配布しなければ、恐らく読まなかったであろう書籍です。中学生が哲学書なんか読みませんもんね。
EQZでは、そういった書籍を課題図書として読み進めていきます。
難しくないのか?
もちろん、難しいですよ。でも、必要なことです。
全国的に高校入試の問題で、哲学系の書籍が出題されているということもありますが、大人が読むのと同等レベルの書籍、文章は出題されます。
無理やりにでも読み進めていく必要はあるのです。
そして、深く考えることも身につけてほしいと思います。
これを読み終わったら次の課題図書に移ります。
中学1年2年生用
中学1年生2年生向けは、「SDGs入門 未来を変えるみんなのために」です。
※岩波ジュニアスタートブック リンクあり
学校で習っている子もいますが、一部分だけであり、体系的には学んでいないようです。ですので、SDGsを網羅する入門書としてはふさわしいと思います。
SDGsの書籍を読むことを通して、国際的な課題から身近な課題まで考えることによって視野を広げていってほしいと思います。
これを読み終わったら次の課題図書に移ります。
小学5年生6年生
小学5年生6年生向けには、「月刊 Newsがわかる」を毎月取り寄せます。
※Newsがわかる 画像のみ
中学入試に役立つかどうか、という以前に、視野を広げるのに役立つはずです。
これまた「ニュース」なのですから時事的な話題がてんこ盛りです。今回は、ロシアのウクライナ侵攻に関するニュースは必須として読んでもらいました。
「言葉が難しい」というのが多くの子の感想です。
それもまた良し。語彙力増強のチャンスでもあります。
小学3年生4年生
小学3年生4年生には、「月刊 たくさんのふしぎ」を取り寄せています。
※たくさんのふしぎ リンクあり
世の中の不思議なこと、或いは、面白そうなことを伝えてくれる秀逸な月刊誌です。読まずにはいられません。
今回は、できるだけ人力で北極点から南極点へ旅する人たちのストーリーでした。
どんな苦労があるのか、どんな地域があるのか、やや難しめの言葉と共に学んでいってほしいと思います。
絶対に、「身の回りには無い話」ですからね。
活用法
単に読みなさいと伝えるだけではありません。授業中に扱うのですから、丁寧に読んでいくことを基本とします。「精読」です。
1語1語、1文1文、丁寧に読み、その意味を正確に理解していくことが必要です。
意味が分からない言葉はその場で辞書で調べます。
当然ですよね。
いくつかの段落を指定して要約をします。主張を正確に把握できているかどうかの確認でもあります。
当然ですよね。
言葉の意味を理解し、文意を理解することによって、主張等を理解することができます。
当然ですよね。
こうやって、本に書いてあることを理解する、すなわち、視野を広げることができますし、語彙を増やしていくこともできます。
丁寧×丁寧
そして、一人一人の要約をこちらも丁寧に読んでいきます。
要約がおかしいとき、要旨がずれているとき、文のつながりがおかしい時、言葉使いがおかしいとき等々、当然、僕から指摘をして直していくことになります。
「丁寧に読みなさい」と言っている以上、こちらとしても、生徒が書いてきた要約等を丁寧に見ることをしなければなりません。
ですので、添削や直し、また、意味の解説などが入ることも多いです。
当然です。
大手塾の「授業のフリ」なんぞと同じにはしてほしくないのです。
間違ってもこんな授業をする塾を選んではいけません。
また、速読を行っているところもあるようですが、「文字を追いかけるだけの速読」と、視野を広げ、語彙を増やし、文意をじっくりと理解していく精読と、どちらがお子さんに有効なのかを考えてください。
そして、EQZでは、その意義が想像できる賢明なるご家庭だけが来ていただければ結構なのです。
というか、2023年度まで満席見込みなので、かなりお待ちいただくことになるのですけどね。