第1回の診断テストが近づいてきています。今回は中学3年生だけが対象になる診断テストです。
参考記事:診断テストとは?
診断テスト対策
診断テストが近づくと、診断テスト対策なるものを実施する塾も多いようです。これに関しては、別記事をご覧いただければ僕の考え方は分かることと思います。
参考記事:診断テスト対策の愚かさ
お子さんの学力、読解力に関して、真っ当な考え方を持っていれば、自然とこう考えるはずなのです。そして、こういった考え方に賛同してくださる人だけが当塾に来てくださるわけですが…。
まあ、それは一旦置いておきましょう。当然、今回の第1回診断テストに向けても、特別に何かをするわけでもなく、「正しい解き方」を身につけるための練習を積んでいきます。
理由は必要
生徒が読解問題を解いたら、一人ひとり、1問1問の状況を確認します。特に記述に関する採点はいくつかの段階に分かれます。
・完全な正解
・正解だけど注がつく
・半分正解
・一部分だけ正解
・不正解
問題のレベル・難易度と、その子の現時点での学力とを照らし合わせて判断し、伝えることは変わります。
「一応正解とするけど、ここの部分は本当は~~した方が良いよ」
「この前半部分は正解だけど、後半はダメ」
等と指導します。そして、重要なのは「理由」です。「なぜダメなのか」、「なぜ完全正解ではないのか」、「なぜ~~した方が良いのか」等の理由も伝えます。
特にEQZの場合、高松高校や高松一高に進学する子がほとんどなので、そういった上位生には「理由」が必要です。理由があるのかないのかで、納得感がかなり違ってきます。
納得感は大きい
上位校に行く子から信頼されない塾もあるようです。その理由の一つには、生徒が納得できるか否かという点にもあるのではないでしょうか。
説明しきれない、納得させられるだけの技量がないということです。
ましてや、根性論、精神論、抽象論なんて論外です。ありがちですけどね。結局、技量がないから、そういったふんわりとした言葉でしか説明できないのでしょうね。(そもそも説明になっていないことも多いけど)
僕は何がダメか、なぜダメなのか、説明を加えていきます。生徒はそれで納得してくれていると思います。納得するから理解するわけです。上位校に進学する子たちには、納得感は必要です。納得させられるだけの理論は必要です。
上位校に進学する子たちが、当塾を信頼して通ってきてくれるのは、そういった理由もあるのではないかと思うのです。
丁寧に解いて丁寧に見る
「最後の行…ここから後は大変よろしい。
4行目5行目、赤線を引いてある箇所の表現、よろしい。
前半3行分がダメ。なぜなら~~だから。この部分のみ書き直し。
→書き直した部分の最初の部分は不要。なぜなら~~だから。」
写真には掲載がありませんが、本文中のどこを見れば良いのかをも指摘しています。
こうやって、一人ひとり、1問1問丁寧に見ます。生徒にも丁寧に解いてもらいます。
診断テストがあろうとなかろうとやるべきことは同じです。
効率化
まどろっこしいな、もっと効率よくできないものか?
とお考えの方は、その時点で学習に対する認識が薄いです。どうか当塾には関りを持たないでほしいですよね。
ぜひ、覚えておいてほしいことがあります。
読解力向上には効率化は求めてはいけない、ということです。1枚1枚薄い紙を積み重ねるように1問1問積み重ねていくしかないですよ。
それが分かっている方は、読解問題の解き方のルール4日間講座にお越しください。