高松高校合格専門国語塾EQZ,塾長です。
国語が苦手というのであれば、相当の時間数をかけて練習を積んでいかなくてはなりません。苦手なことこそ時間をかける必要があることぐらいは誰でもわかることです。
家で読解練習するのであればそれでももちろん結構です。但し、次のようなことに注意する必要があります。
読解問題の解き方のルールを知っていること。
当たり前すぎる話です。だって、読解問題の解き方のルールを知らないのであれば、何を元に解いているのですか?という話になりますよね。+-×÷を知らないで計算練習するのと同じことですよね。
読解問題の解き方のルールを知らないで自分で練習をすると言うのは、泥沼に足をズブズブと突っ込んでいくようなもので、やってもやっても成果は出てきませんよ。
まずは、どういった場面でどのように解くのか、どう書けば〇になるのか、そういったルールを知ることから始めてください。
不正解の理由が分かること
自分で解答を見て、間違っていた場合、何がダメだったのか、〇にするためには、どうすれば良いのか、それが分かることが大切です。必須事項です。
記述問題の解答と自分の解答がち一致していない場合、完全にダメなのか、一部分は正解なのか、表現は違うけど正解なのか、その判断ができなくてはなりません。
これらができないということは、解答通りに直しをしてお終い、になっているということですよね? それって意味があると思いますか?
量をこなしていること
自分で問題集を1週間に2題ずつやっている。自分でやっていること自体は立派です。でも、少なすぎます。1週間に2題やって、苦手だった国語ができるようになると思いますか? ちょっと冷静になって考えてみればわかることです。
書店で売っている問題集って薄っぺらいじゃないですか。その程度の分量なら1か月に1冊ぐらいは進められていなければなりません。国語ができないという場合、何よりも量が確保できていないのではないかということを疑った方が良いです。
継続すること
テストで国語が悪かったから、書店で問題集を買ってきて始める。はい、良いですね。でも、ほぼ100%の子が、続けられない。今まで、自分でやると言って問題集を買ってきた子はいましたが、それをある程度の分量を継続できた子は、皆無です。
当塾は、高松高校や高松一高に合格する子がほとんどです。上位の子ばかりです。そういった子でも、自分で継続的に進めることは、非常に困難だということです。
前提
というように、4つの家庭学習で成功する条件を列挙しました。しかし、それ以前に、前提があります。
それは、中間テストや期末テストで、国語が最低でも70点ぐらいは取れているということです。全く十分ではないのですが、どうにかこうにか、かろうじて日本語が読めているというレベルがそのぐらいだと思います。それ以下の場合は、すべきことは国語ではありません。日本語です。学年を三つ分ぐらい下げて、漢字、語彙、正しい日本語を身につけていく必要があると思います。