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救えない子

診断テスト国語

読解問題の解き方を学んでもらって、国語の点数を伸ばしていくのですが、ほぼ成果がないケースがあります。救ってあげられないことがあります。

それは、語彙力の少ない子です。

語彙力が少ないということは、何が書いてあるのか分からないということです。分からなければ読解問題の解き方のルールを使うという以前の話になります。


>××は、××において××だったのだが、最近では、××の××により、

>××に××する××が増えてきている。


これを読んで、問いに答えられますか?
語彙力のない子は、こんな感じで読んでいるんですよ。

そりゃ、「解け」という方が無理でしょう。「よく読め」と言ったところで、全く無駄なアドバイスだと分かりますよね。何度読んでも意味が分からないんですから。

うちの子がそんなだったら怖い、心配だと思うでしょう?

いや心配するまでもなく、ここまで極端ではないにしても、多くの子はこの状態です。お子さんも、この状態だと疑った方が良いかもしれません。試しに、模擬試験等の問題で、言葉の意味が分かっているか否か、尋ねてみると良いです。

驚きますよ。いかに意味が分かっていないか。

まだ受験まで日がある人は、何よりも語彙力をつけておいてほしいです。

読んで文の意味が分かりさえすれば、或いは、多少分からない言葉があるぐらいであれば、あとはどうにかなります。読解問題の解き方のルールで、点数を伸ばしていくことはできます。
逆に、上の青文字の文章のように、文の意味がほとんど分からなければ、もうどうしようもありません。手の打ちようがないのです。