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読書好きの芽

高松国語塾EQZ、塾長です。

2021年度より小学3生以上対象の教養読書の会をスタートしています。毎回、教養読書を終えた小学生から僕自身もたくさんのことを教わっています。

子どもたちの読書の様子を見ていて感じることです。子どもって本当に読書が好きなんだなと。

来塾した瞬間から既に視線は、本棚に向かって行っています。「今日は何を読もうかな」という気持ちがありありなのです。

書籍を選ぶ段階になると、喜び勇んで本棚に駆け寄ります。そして「本日のお気に入りの一冊」を選んだあとは、1時間ぐらいは平気で集中して読みます。

休憩するときには違う本を読んで、お迎えを待つ間もまた違う本に手を出して……。

読書が大好きなのです。

「うちの子は本は全然読まない」

それは、そういった環境下にないからではないでしょうかね?

EQZの教養読書の会では、読書をすることが前提としてあります。そういう環境を作り出しているのです。

元々子どもは読書が好きです。ですので、読書をするという環境さえ作り出してあげると読書に没頭します。

塾生の親御さんも、ここまで集中して読書をする我が子の姿は見たことがないかもしれません。

ですので、「うちの子は本を読まない」と嘆く親御さんには大変申し訳ないのですが、それは、家庭で読書をする環境を作り出せていないのではないかと思うわけですね。

家庭でも十分に読書をする環境は作り出せます。親御さんが強く意識をするか否かにかかっていると思います。

⇒ 毎日〇時から△時まではテレビはつけないネットもつながない読書をする時間とする

⇒ 毎週☆曜日は、図書館に行く

たったこれだけのルールでも相当違うはずです。そして、

⇒ 子どもが読んだ本に関して、新しく学んだことや驚いたことを話し始めたらそれを聞いてあげる

ここまでやればもうパーフェクトでしょう。あとは勝手に子どもが学んでいきます。

読書をする環境作りをする。それだけでも、子どもは自分で学び始めるので良いのですが、更に望むなら、アウトプットの機会を作ることをお勧めします。

と言ってもそんなに大げさな話ではありません。上記で説明した通り、話を聞いてあげるというだけです。

読んで面白かったことは、誰かに話したくなります。いつでもそれを聞くよという姿勢を見せる、聞いてあげる習慣を付けるということですね。「話したら聞いてくれる」という安心感を与えると言っても良いでしょう。

「どんな話をするのか」「説明はできているか」「今まで使っていなかった言葉を使い始めたか」等々。チェック項目はあります。読書をするたびに成長が分かることでしょう。

ただ、ケチはつけないでほしいと思うのです。書籍の選択から始まって、話す内容、使う言葉、ケチはつけない。すべきことは、ケチをつけることではなく、提示、及び、提案です。

別の言い方をするとどう言えるのかを教えてあげたり、付け加えて興味を持てることを話してあげたり、関連の話題を提供したり……です。

1日に一つでも二つでも興味のあることが増えたり、新しい知識が増えることが、長い目で見ると偉大な力につながっていきます。

というか、積み重ねることでしか力はつきません。

子どもは読書が好きなんです。環境を準備してあげてください。読書をする時間があるのが当たり前にしましょう。いつでも、辞書や地図帳や図鑑に手が伸ばせる環境にしましょう。

隙間の時間に手にした図鑑の中のたった1ページが、お子さんの未来を切り開いていくきっかけになるのかもしれません。

こういった主張に賛成だなと思う方には、「国語の危機を救う具体策」をお伝えする保護者説明会の機会があります。「親は何をして行けば良いのか」より具体的にお話させていただいております。

念のため付け加えておくと、参加者に入塾の勧誘をすることなんかありませんから。

保護者説明会「国語の危機を救う具体策」