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塾長ってどんな人?5

高松市国語塾EQZ塾長です。

中学3年生、1月の第5回診断テストまでずっと平均点レベルだった塾長。入試では、校内トップ(推定)まで上り詰めた方法のお話です。


受験まであと2カ月、

その高校志望者の中ではビリから2番、

軽く合格圏外、

すべり止めなし、

塾にも通っていない。

 

この状況下で何をやったのか? こちらの話の続きになりますね。

 

最後に教訓めいたことも書いておきます。

 

 

診断テストの出来を自分で分析しました。

点数が取れていない原因は大別すると「覚えていない」「解き方が分からない」の2点です。

英語・理科・社会・国語の知識系…これはもう覚えまくるしかない。

数学と国語の読解は慣れるしかない。

 

と判断して、怒涛の集中・学習量をこなしていきました。

 

持っている問題集や参考書は「教科書」と「資料集的な副教材」と「学校で配布されたプリント類」そして当時あった「学研の中3コース」という雑誌の付録のみ。

 

これもすごいですけどね、今から考えれば。

入試1か月前になってようやく、香川県の入試過去問集を買いましたが。

 

 

とにかく時間がありません。

起きている時間はほぼ全てを勉強に費やしました。

ご飯の時間、お風呂の時間も貴重な復習用の時間です。

頭の中で繰り返したりブツブツ言ったりしながら、知識を確実にしていきます。

 

歴史の年表は2日間で、理科の元素記号は1日で、完璧に覚えました。

時間ないですから。

覚え直しなんかできませんから。

 

一発で完璧に覚えるしかない

 

覚えるのに疲れたら気分転換的に、国語の読解問題と数学をやっていました。

まあ読解問題は少しだけですけどね。

 

問題は、数学です。

これが厄介です。

 

 

計算系で解けないものは、まず解答を見る。

この式からどうやって計算していけばこの答えになるのか?

逆算的に、仮説をたてて何度も解く、解き直す

 

図形系で分からない問題も同じ。仮説・検証の繰り返し

 

図形の証明問題は、結論は決まっているじゃないですか。A=Bになることを証明しろ、ということですから。

分からなければ考え続ける。あれこれあれこれ試みて考え続ける。

何日でも考え続ける

四六時中というわけではありませんよ。ずっと脳のどこかにこびりついて、ふとした瞬間に思い出してまた考える、ということです。

 

こびりついた問題がある瞬間、閃くことが何度かありました。

体育の授業中、サッカーボールを蹴った瞬間に閃き、そのまま抜け出して教室に戻って解き直したこともありました。「あ、すみません、トイレ行ってました」みたいな言い訳をして。

朝起きて背伸びをした瞬間に閃いたこともありました。

 

脳の中にあるモヤモヤしたものが、何かのはずみで出てきた、というイメージです。

 

何せ、塾には行ってないし、学校の先生に頼ろうとも思っていなかったので、僕の中では自力解決しかなかったんですね。

 

 

夕方16時頃に帰宅して一旦1時間ほど寝る。

17時頃に起きて、ご飯と風呂の時間以外は全て超集中学習時間です。

まあ、ご飯と風呂の時間も思いっきり短いですが。

 

で深夜1時までやっていました。

だから、1日8時間ということですね。

休日は朝9時から夜中12時ぐらいまでずっとですよ。

日中たまに寝るので、13~14時間ぐらいですかね。

 

入試までのこの2か月間は、遊び、テレビなど一切なし。

 

まあ、合格しないことには行ける高校がありませんでしたからね。

 

一つ気付いたのは、そういう勉強集中の日々が、辛くもなかったし嫌でもなかった、ということです。

割と平気だったのが不思議です。

これも大きな要素なんだろうと思います。

 

 

 

「解けないわけがない」

 

というのが当時の僕にあったベースになる考えです。

 

「同じ中学3年生でこれを解く奴がいる。ならば自分も解けるはず。解けないわけがない」

だから解けないと腹立たしいわけです。

「絶対に解いてやる」

ということですね。

 

解けないままだと、問題に言われている気がするんですよね。「この問題が解けるやつはいるのに、お前は解けない。お前はバカだ、無能だ」と。

だから、解けない問題ほど闘志がわくと。

 

 

今の中学生に伝えるとすれば次の点です。

 

◆知識量は必要。一発暗記。

思考力表現力とか何とか言われていますが、知識が必要ないというわけではありません。考えるために知識は必須です。知識があってその上での思考力表現力というお話です。

そして、何度も繰り返すのは相当時間の無駄なので、一発で覚えるつもりで取り組む。

 

 

◆教科書を完璧に

公立高校の入試ですから教科書内容がベースです。簡単だというわけではありませんが、教科書内容を徹底理解すれば、トップ校ですら80%の得点で合格ですから、割と楽勝です。

 

 

◆積み残しをしない

入試直前でハードな学習になった原因は、そこまでがスカスカだったからです。日々、毎週毎週、習ったことを理解し覚えていくことを継続していれば、入試前の勉強もそんなに苦しむことはないはずです。

 

 

◆自分を甘やかさない

中3の12月まで甘々だった僕が言うのも気が引けますが、やるという覚悟を持つ、持ったら言い訳をせずに取り組む

要は、本気になれるか否かですよね。

それは、自分の心が決めることです。

 

 

 

 

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