コロナの影響で、休校日が増え、授業時間数が確保できない、すなわち、学習内容をすべて指導しきれない可能性がある、という理由で、公立高校入試の出題範囲を狭めるという判断をしている都道府県が出てきています。
下記リンク先参照
公立高入試、6都府県で出題範囲縮小 三平方の定理や中3漢字除外も
まあ、公立高校ですから、「できない子を見捨てる」というわけにもいかないという判断だと思うのです。賛成はしませんが、やむを得ない判断なのかもしれません。
怖いのは、この後です。入試の後です。
入試では出なくても、中学で習うべき学習内容は中学でちゃんと習うように通達されています。そりゃ当然でしょう。ところが、必ず「これは入試に出ないから学習しなくても良い」という指導をする塾が出てきます。理解があまり進んでいない子が集まる塾だと、未習で尚且つ入試に出ないとなれば、それに時間を費やすより、入試に出ることに絞って得点を伸ばそうという発想ですね。
怖いですね。
入試に出ようと出まいと、すべきことはやっておかなければなりません。学習は高校入試の段階で終わりではありません。高校で習う内容は、中学までの学習ができているという前提があります。当然、中学での学習内容を理解できていないとできません。
当り前の話です。
香川県の公立高校入試
香川県の公立高校入試の出題範囲はどうなるのでしょう? 現段階では発表はありません。
これは私の予想ですが、多分、例年通りだと思います。つまり、中学で習う内容は全て出題範囲になる、ということです。例年通りの入試に向けた勉強は必要だということです。
まあ、それは良いと思うのです。特に高松高校・高松一高等上位校を狙う子は、入試に出るとか出ないとかそういった判断基準は不要です。中学校で習うことと指定されていることは全てマスターしていく必要はあります。
だから、問題になってくるのは時間でしょうね。
講義を受けている場合じゃない
そうなってくると、ますます講義を受けている場合じゃないという話になります。
ただでさえ、時間が足りません。時間が足りないということは練習量が足りないということを指しています。それなのに、学習塾に「講義を受けに行っている」って最悪ですよ。学校で新しい学習内容の説明は講義してくれているわけです。講義を聞く、イコール、インプットは、それで良いのです。それをもう一度聞くというのは、時間の無駄以外の何物でもありません。
「単なる無駄」で終わればまだ良いのですが、結局、講義を受けている時間は練習ができないわけで、練習をする時間も奪われてしまうのです。
学力の決定要因
成績とか学力というのは、時間数にある程度比例すると言われています。はい、私もそう思います。
ただ、ここでいう時間数とは、練習する時間です。アウトプットする時間です。そこは間違えてはいけません。決して講義を受ける時間ではありません。
皆さんも、何かを会得しようとするとき、先生の話を聞くばかりでは成果は出ないな、と感じたことはありませんか? 講義は講義で重要ですが、それを元にいかに練習を積むかが大きな役割を果たしていますよね。
受験勉強も同じですよ。
診断テストの結果をどうぞ
アウトプット中心の塾
高松高校合格専門国語EQZはアウトプット中心の塾です。アウトプット主義なのです。
わけが分かった塾長が、一人一人の能力や志望校やクセを見ながら、すべき練習を積んでいきます。
その成果は上記の通りです。成果が出ていると思いますか?思えませんか?
講義型の塾では絶対に無理な数字であることは間違いないです。講義=インプットは成績伸びには影響がありませんので。
必要なのは、アウトプットの量、しかもその子に応じた良質の問題を積み重ねていくことです。