高松市国語塾EQZ塾長です。
国語の力の伸び方に関して、現場からお伝えします。
誤解
まずよくある誤解です。
一般的な伸び方のイメージは次のような感じだと思います。
毎回、毎週、地道に国語の勉強を続けると、少しずつ伸びてくる…というイメージですが、それが、そもそも間違いです。
リアルな伸び方
実際の伸び方は次のようなイメージです。
ずっと地道に継続して努力するのは、当然ですが、伸び始めるまで時間はかかります。
そして、ある時、カチッとスイッチが入ったように、伸びてきます。
ステージが一つ違ってきた、という感じですね。
一気に
図の中の、赤い点線の部分=斜めになっている部分=伸びてきている期間は、概ね2カ月~3ヶ月ぐらいです。
ですので、例えば、伸び始めの時期が9月だとすると、12月頃には別人になっているぐらい、読解力が変わっています。
そして、読解練習を継続している限り、後退することはありません。
1段階上の読解力を手に入れたということですね。
潜伏期間
では、緑色の部分=伸び始めるまでの期間はどのぐらいなのか?
これは、もう人によって全然違います。
数カ月で伸び始める子もいれば、何年もかかる子もいます。
やってみなきゃ分からない、というのが正直なところです。
土台
では、「人によって全然違う」のはなぜか?
取り組む姿勢なども重要な要素ではありますが、違ってくる要素としては大きく分けて二つ。
◆語彙力
学年相応の言葉の数があるのか否か。
語彙力がない場合、まず学年相応の語彙力に達するまでにかなり時間がかかります。
◆世の中
読解問題は、世の中のことを書いています。
その「書いてある世の中」の話が分かるか分からないか。
あまり語られませんが、とても重要な要素です。
私は、実は、「世の中を知っているか否か」が何よりも重要だと考えています。
吸収力
赤ちゃんが、生まれてから言葉を話すようになるまでの経緯って、考えてみれば偉大なことですよね。
子どもって、吸収力が凄まじいのだと思います。
その吸収力は生かしてあげたいと思うのです。
若いからこそできることも多いです。
その土台部分を作ってあげることを意識してほしいと思います。
具体的には何をするのか、説明会にてお話しております。タイミングがあいましたらお出かけください。
保護者説明会「国語の危機を救う具体策」 1月13日(月・祝)13:30~15:30