高松市国語塾EQZ塾長です。
読解以前に「世の中を知ること」が必要だと痛感しています。
世の中の出題
おもてなし
無人レジ
インターネットの功罪
地産地消
廃校の利用
AI
里山
災害時のSNS利用
SDGs
最近の公立高校の入試問題で出されたテーマです。
しかも英語長文の内容です。
こういった世の中の動向を表すキーワードには敏感になって、大体の趣旨を理解していないと、読んでも意味が分からないことになります。つまり、英語が読める読めないという以前の問題ということです。
当然、日本語であっても同じことです。
この傾向はもちろん大学入試でも見られます。
読解力があるとか英語の単語を覚えるとか以前の話で、社会に対応できていない可能性があります。
世の中が分かっていないと、入試の土台にすら立てないのですね。
中学生・高校生ののお子さんに、これらの言葉の内容を知っているかどうか尋ねてみてください。簡単な説明をさせてみてください。どういう意味なのか、どんな背景があるのか…等。分からないことが多ければちょっと危険ですね。世の中を生きていないということです。
英語の長文のテーマが、海外の知り合いが日本にやってくるとか、どこかを旅行したとか……よくありがちでしたが、そういうのは、もう昭和の話なのです。
時間は必要
言葉の数が少ない子はいますよね。語彙力が弱いというやつです。
でも、言葉の数を一気に増やしていこうとしても無理です。
時間は必要です。
世の中を知ることも同じです。
「〇年のニュース」を買って読んだだけでは理解は得られないでしょう。
リアルタイムでどんなことが進行してきたのかという前提がないからですね。
ですので、単に文字面を追うだけになってしまいます。
親の姿勢も
子どもが世の中を知っているか否か、というのは結局、間接的に親の姿勢も問われているわけですね。
子どもが大きくなっても、親が、幼児と同じように囲いまくって、世の中を見せない。すると、世の中を知らない子に育つ。
「そんな子は要りませんよ」
という出題側からのメッセージなんですよね。
お子さんの教育を真摯に考える親御さん限定の説明会です。
2023年12月17日(日)10:00~12:00 高松市中心部にて開催します。