高松高校合格専門国語塾EQZ,塾長です
苦手なことってまあ誰にもあります。運動が苦手、音楽が苦手とか、いろいろあります。国語が苦手という子がいても不思議ではありません。むしろ自然です。そこまでは全く疑問に思うところではないのです。
不思議なのはそこから先です。国語が苦手なら、なぜ対策をしないのか? 練習を積まないのか? ということです。苦手なことこそ時間をかけて、繰り返して取り組まなくてはいけないのではないですか?苦手なことは他のことより余計時間をかけなくてはいけないのではないですか?違いますか?
一瞬で国語ができるようになる方法があるのであれば、それをやっても良いでしょう。
でも、僕はそういう方法を知りません。あるはずがないので、知ろうとも思っていませんが。
今、及び、このサイトでは、国語という言葉をよく使っていますが、本当は国語ではなく、読解力です。
2020年1月に最後のセンター試験が行われました。ご存知の通り、来年から始まる共通テストでは、国語の記述問題がなくなるということになりました。苦手な国語でしかも記述が無いので安心でしょうか?
いえ、決して安心ではありません。出題形式としての記述がないというだけで、読解力は当然必要ですし、そのためには論理的思考も必要です。
共通テストばかりに注目が集まって、知られていないかもしれませんが、国公立大の二次試験では今までもずっと記述問題というのはあります。推薦試験であっても小論文が必要な場合もあります。
書けなくても良いというわけでは決してありません。書けなければいけないのです。これは別に入試で出るからというわけでもありません。社会に出てからも、人生にとってずっと必要です。そして、書けるためには、まず読めなければいけません。当然のことですよね。読めない人が書けるようにはなりませんから。
読む力をつけるのであれば、時間はかかるのです。ちょっと考えてみればすぐに分かることですよね。レベルによっては、読解力以前の「日本語ができていない」というケースも多いわけです。
さて、皆さんのところではどう考えますか? 国語ができない=読解力がない=何をやってもできない、そういう状態を放置しますか? それより部活が優先ですか? 一生必要になる読解力の育成よりも、プロになるわけでもない部活が優先ですか。 その選択は、我が子の可能性を削っているということには、当然、分かっていますよね?
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