高松市国語塾EQZ塾長です。
教科書レベルの問題、と蔑んで語る人がいますが、きっと何も分かっていない人だと思います。
主に中学生を念頭に書きます。
リアルなレベル
バカにできませんよ、教科書は。
隅から隅までやれば、相当な分量になりますし、そもそも、かなり難しい内容もあります。
教科書レベルはできるからもっと難しい問題を…等と考える人もいるようです。
恐ろしいことです。
そういうからには、定期テストや診断テストで、満点を取れるっていうことですよね?
取れていない?
じゃ、教科書の理解、定着はまだできていないということですよね。
であれば、まずは教科書の内容を仕上げていく方が先決ではないでしょうか?
先取り
高校に入ったら内容が難しくなるから、中学生の時から高校生内容を先取りしておくべき等とピントのずれた人もいるようです。
それをやっても良いのは、診断テストで毎回コンスタントに240点以上取れる人だけです。
それ以下であれば、先取りなんかやっている場合じゃありません。
何回でも練習を繰り返しておくべきです。類似問題を繰り返しておくべきです。
ロクに基本ができていないのに、先取りなんかやっても、足元がぐらつくだけで、何もメリットはありません。
小学生のうちから英語を一生懸命やっていて、中学3年生になって英語はトップクラスにいるのか?
小学生の頃に英語をやっていなければ、中学3年生になってトップクラスに行けないのか?
答えは明確ですよね。
全く関係ないです。中学校に入ってからコツコツと勉強した子が強いのです。それだけの話です。
高校も同じことです。
中学校までの学習内容がベースになります。それは間違いありません。ですので、中学校で習っている内容を中学生のうちに完璧に近く仕上げておくべきなのです。高校の内容は、高校に入ってから頑張れば良いのです。
早くから始めないとついて行けないのでは?
心配無用です。今、目の前にあることをきちんと仕上げることです。それができない子に「先」はないのですから。
入試
入試にしても診断テストにしても、いや、普段の定期テストであっても、出題範囲は「教科書」です。
当たり前ですよね。
でも、入試や診断テストの平均点はかなり低いです。
250点満点で140点前後ですよ。
55%程度ですよ。
満点取れる子はほぼいないんですよ。
教科書が簡単なら、この事実をどう見るんでしょう?
教科書はそれなりに難しいです。バカになんかできません。
今、教科書で習っている内容をちゃんと仕上げていきましょう。それだけで十分です。
いや、それだけでも非常に努力を要しますから。