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難関とは何か

高松市国語塾EQZ、塾長です。

中学受験でのトップ中のトップである、男女御三家中・有名大学付属中学 等

首都圏での指導時代、10人以上の難関中学合格者を指導してきました。その中で強く感じたことです。

 

「難関」とは学力だけを指しているわけではありませんよ、というお話です。 

 

 

塾長が教えていた子たちが合格した中学校

 

開成中・麻布中・女子学院中・雙葉中・早稲田中・早稲田実業中・慶應中等部・学習院中・青山学院中・東大寺学園中・西大和学園中・岡山白陵中・附属高松中・六甲学院中・高槻中・愛光中・学芸大竹早中・渋谷学園渋谷中・渋谷学園幕張中・東邦大学東邦中・市川中・海城中・本郷中・芝中・巣鴨中・大妻女子中・共立女子中・獨協中・三輪田中・江戸川取手中・大手前高松中・附属坂出中 等々

 

 

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まず、偏差値の話をしましょう。

 

当塾にて、小学生対象「中学受験基礎学力判定テスト」を実施しています。

全国的に有名な難関中学を受ける人は、このテストで、どんなに最低でも偏差値70以上は必要です。

そして、それが出発点です。

 

このテストは、標準的なレベルです。

特別難しいわけでもありません。

ですので、偏差値70以上は軽くとらなければなりません。

 

「偏差値65ぐらいだから、ワンチャン合格するかも?」

 

甘いです。

 

幸運の神様100人が微笑んでくれても、そのぐらいでは、かすりもしません。

偏差値70未満は、そもそも難関中学受験の土台に乗れていないのです。

 

「中学受験基礎学力判定テスト」=標準的なレベルのテストで、偏差値70以上を維持してください。

 

維持できた子に対しては、もっと難易度の高いテストを準備します。

この難しめのテストで偏差値65以上ぐらいを維持してください。

すると、合格の可能性が【ほんの少し】出てきます。

 

以上を小5の終わりまでに達成している必要があります。

 

 

小学生の間は、塾でテストを受けることも少ないですよね。ですので、とても簡単に測れる目安を言っておきます。

 

難関中学を目指すのであれば、男女別に学校で最低1番でなければなりません。

 

2番になら入れる → 無理です。

3番以内なら自信がある → 軽く無理です。

 

可能性があるのは1番だけです。

 

「学校で1番」は、大袈裟に思えるかもしれませんが、首都圏だけでも約3,600人います。全国だと数万人ですよね。

 

「学校で1番」の子たちが、難関中学を目指して、ハードな受験勉強をします。その中の何人かだけが合格するわけです。

 

難関中学受験というのは、そういう世界で、「ちょっと成績が良い」レベルで合格できるものではありません。

 

 

さて、難関中学に合格した子たちの特徴として、成績が良いのは当然ですが、全員に共通していることがあります。

 

 

 

 

精神的に大人

 

難関中学に合格できる子に共通しているのは、精神性の高さです。これはもう間違いないですね。

 

親が「勉強しなさい」「宿題やったの?」なんて言う必要なんかありません。

今、何をすべきか、どう進めれば良いか、本人がちゃんと考えてできます。

 

遅くても小5ぐらいまでには、その程度のことは、できない方がおかしいわけで。

 

逆に言うと、親があれこれ言わなきゃいけないのであれば、まだまだ難関中学受験の段階ではないとも言えます。

 

 

そもそも、親が手出しすればするほど、子どもは自分でできることが増えず、自立からは遠のくことは、言うまでもありません。

 

精神的に大人になるどころか、いつまで経っても赤ちゃんのままです。

 

 

難関中学受験とは関係なく、過保護、過干渉は、子どもの自立の大敵 ですからね。

 

 

開成中学に合格した子のお父さんの言葉:「親ができることは何もない。塾から帰ってくる息子に、お帰り、と心を込めて言ってあげるぐらいしかしていない」

 

女子学院中に合格した子のお母さんの言葉:「お弁当作って、お迎えに行って、お金払って。親がしたのはそのぐらい」

 

 

「難関」とつくからには、学力基準が高いのは言うまでもなく、子ども自身の精神性の高さも「難関」の要素だと思います。

 

 

難関中学を目指さなくても、私立中学を目指さなくても別に良いのです。

ただ、小学生高学年にもなれば、少なくても勉強面の自立は促しておきたいです。

 

上手くできなくても、失敗しても、先生に叱られても良いじゃないですか。

 

考えて反省して、自分でするようになります。それを成長と言います。精神性の高さにつながります。

 

失敗する前に親が手を出して、成長を阻んで、何もできない子にするより1万倍マシでしょう。

 

 

 

何をすべきか分かるように、日常生活に落とし込みましょう。

 

・学校から帰ったらまず宿題をこなす

・その日に習ったことで覚えるべきことを覚えるために練習をする

・分からないことを書き出して、先生や親御さんに尋ねて解消する

・翌日の学習内容、提出物など準備を整える

 

親御さんが何も言わなくても、これらが完了できる習慣をつけることです。

 

誰でもできることですしね。

 

小学生のうちにこの習慣化ができていれば、中学生になってもそれを継続すれば良いだけです。

「特別」は要りません。

「日常」に溶け込めば良いのです。

 

小学中学年頃が、分岐点になるかもしれませんね。

 

 

低学年時と同じように、

親が手を出し口を出し続けて、何もできない子になる

のか、

自立的学習ができるように習慣をつけられる子になる

のか、の分岐点です。

 

 

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