高松市国語塾EQZ塾長です。
学習塾向けの教材の展示会というのが、年に何回かあるんですね。
僕は、割と参加して教材の動向を見ている方です。
そんな中で「こんなので良いのかな?」「これで力がつくのかな」と疑問を抱くことも多いんですよね。
少しだけ紹介しますね。
最近の傾向1
問題に番号がついています。赤丸の部分です。
これは難易度らしいです。
生徒には、その学力に応じてすべき問題を提示するらしいです。
管理が簡単になると。
講師経験が少ない先生でも、例えば真ん中ぐらいの成績の子であれば1番から5番までやれば良いことが分かるようになっているそうです。
なんか、モヤモヤするわけです。
最近の傾向2
これはどうでしょう?
記述の問題ですが、字を書かなくて済むようになっているらしいです。
四角で囲めば良いと。
これまたモヤモヤするわけです。
共通項
こういった教材の共通項は二つあります。
一つ目は、できるだけ生徒の労力を削減する、ということです。
書かなくても良い、どの問題をすべきかを考える必要がない。
もう一つは、経験のない先生でもできるようにする、ということです。
そして、こういった教材がどんどん出てくる背景には、当然のことながら「売れる」ことがあります。
すなわち、こういった教材を求める塾が多いということでもあります。
モヤモヤを通り越してザワザワしますよね。
名を借りただけ
こういった教材が売れるので作る教材会社。
こういった教材が必要だという塾。
僕の中ではいずれも、「学習」「受験」「進学」等の名前を借りただけの「表面を舐めるだけの」組織だと解釈しています。
生徒の力が付くかどうか、そんなもん、どっちでも良くて、決まった時間、勉強らしきことをクレームがない範囲で過ごしていれば良いだけ、ということです。
そして、そういった塾の方が圧倒的に多いわけですよ。
いわば、主流と言っても良いかもしれません。
チラシ等で「無料」「無料」「割引」「キャンペーン」等と謳っている塾に行けば、巡り合えます。
逆王道
生徒にできるだけ負荷を掛けないのが主流であれば、EQZは逆を行っています。
EQZでは、言葉を辞書で調べる、文章も設問も丁寧に読む、要約を書く、学んだことを書く等々、あれこれあれこれしなければいけません。
自分ですべきことを考えて進めてもらうことも多いです。
負荷増量実践中なのです。
でも、改めるつもりはありません。
こういった負荷を積み重ねることが、その子の学力向上に役立つと信じているからです。そして、その成果も当然確認できているからです。
お子さんの国語力向上のヒントをお話します。
・なぜできないのか?
・できるようになるために何をすべきなのか?
7月17日(月・祝日)13:30~15:30
保護者説明会「国語の危機を救う具体策」残席僅かです。