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とても簡単な国語力測定法

高松高校合格専門国語EQZ、塾長です。

お子さんの国語力を判定するとても簡単な方法があります。これだけでおおよその力が分かります。多くの方は、「こんなことできないんだ!」と驚かれることと思います。

※以下、完全に塾長の所見です。間違っているとは全然思っていませんが、感覚的、感触的な話が多い旨、お断りしておきます。

国語力判定テスト

小学生読解講座

では、とても簡単な「国語力を判定する方法」です。

 


■学年相応の文章を5本ほど準備してください。
 →初見(今までに読んだことのない)の文章が良いです。
 →100文字程度あれば十分です。

■100文字程度で区切って、ノートか何かにその文章を書き写します。 
 →もちろん一字一句間違わないように書き写します。
 →あれこれ指示を出さないでください。「これを間違わないように書き写してみて」だけで結構です。

■保護者が、あっているかどうかを確認する。
 →間違って書き写している場合でも、本人はそれに気づきませんので、親御さんが確認してください。

 



以上です。めっちゃ簡単でしょう? 間違いなく書き写せればOKです。

でも、ほとんどの子は、その文章通りには書き写せません。間違っている箇所があると断言できます。

5本の文章を一つの間違いもなくパーフェクトに書き写せる子は5%程度しかいません。書き写すだけなのに。

正しく書けているかどうか確認する親御さん、間違いぶりに卒倒するかもしれませんよ。

 

間違ったときの判断

地理歴史公民

え? と驚かれるかもしれません。 日々、生徒の国語の答案を見ている側からすると、驚きでも何でもありません。大抵の子はできませんから。

EQZでは、学校の順位で言うと全員が上位20%以内に入っています。いわゆる「できる子」です。そういった子たちでも、できません。1問2問ぐらいはできるかもしれませんが、5問全問正解は無理でしょう。

判断が分かれるのはここからです。大事なのはここからなのです。

これをミスだと判断してしまうと、もうその先の成長はないのです。「ミスしないように気を付けて書こうね。そうすればできるから」ということになりますよね。「本当はできるんだけどミスしただけ」と現状を肯定してしまうと、向上は見込めません。

違いますよ。書き写せないのは、ミスではありません。読む力、書く力がないのです。大問題なのです。

その文章、お子さんは読めていませんから。ちなみに、文章の意味を言ってもらってください。意味分かっていませんから。意味が分かっていないから、単なる記号を書き写しているのと同じなのです。だから書けないのです。

まずそこを疑ってください。

印象論ではあるけど

読解を続ける

「初見の5本の文章を間違いなく書き写せる子は5%ぐらい。95%の子は正しく書き写せない」という説明の「%提示」は、私の感触です。印象論ではあります。でも、10人に1人はいない、と感じています。それも上位20%に入れる子たちの間での話です。

95%の子は全てを正しくは書き写せない、イコール、読めていない、ということでもあります。ですので、95%の子は、国語力に問題があるのです。それをはっきりと認識できるかどうかが分かれ道の一つになることと思います。

ところが、「小学校のテストはほとんど満点だ」とか、中学生でも「これは単なるミスだ」等と片付けてしまうから、手遅れになるのです。

前述したようにこれはミスではありません。小学校のテストは平均的な学力であれば満点かそれに近いぐらい取れるはずです。

そして、国語力に致命的な欠陥があることに気付かずに受験を迎えてしまう。中学3年生になって診断テストを受けると平均点(25点前後)も取れない。もうこのレベルは、「ほとんど何も読めていない」状態です。壊滅的です。脅しでも何でもありません。だって、読めているならもっと点数は取れるはずですから。

ちなみにですけどね

英検CBT

「うちの子、こんなことできないんだ」と驚かれたことと思います。でも、大人もできませんよ。

大人でこれと同じことが間違えることなくできる人って多分5%ですよ…笑

私ですか? 私はできます。 でも、能力が高いからできるのでは決してありません。逆です。「できないことが分かっている」から、最大限の努力をして時間をかけて書き写すので、できるのです。「ああ、書き写すだけね」と軽い気持ちで書くと多分間違います。

AIに負けない子どもを育てる

新井紀子氏の著作、「AIに負けない子どもを育てる」の中には、RST(リーディングスキルテスト)のサンプルが掲載されています。結構な問題数ありますよ。

多分ですが、驚くほどできませんよ。大人も。

読めていない、意味が分かっていないことを思い知らされます。

なぜできないのか知ってください

国語ができる子

7月開催の保護者説明会「読解の危機を救う」終了しました。次回は全く未定ですが、現在予約受付中です。

保護者説明会「国語の危機を救う具体策」

 

 

 

なぜ、国語ができないのか、分かるはずです。思いもよらないところに原因は潜んでいます。また、何をすればできるようになるのか、具体策も提案します。

既に参加した皆さんは実行し始めていただいているようです。お役に立ちますように。

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