今までの入試は、5科目なら5科目総合点、3科目なら3科目の総合点で、合否が決まりました。多少の足切りはあるにしても、基本的には総合点です。
ですので、英語が多少苦手であっても他の科目でカバーをするということが可能でした。
それも過去の話になりつつあります。
今後は、英語ができるのが前提です。英語の比重が大きいというか、英語ができることが大学進学の最低条件になってくるわけです。
出願の条件になる大学・学部も増えてきています。つまり、英語ができていないと出願すらできない。合否以前の問題で、受験することすらできないということです。
では、英語の単語をたくさん覚えて、文法や長文の練習をすれば良いのか?
残念ながら、それだけでも不十分です。既に、高校入試ですら、英語長文の内容が「現代社会」が分からないと、長文の意味すら分からない出題になってきています。ましてや大学入試だとより深い「現代社会」が分からないと解けません。
CF:世の中を知っておく
机の上の勉強ばかりしていて、世の中のことを知らない子はもう要らないというメッセージです。
身の回りのこと=学校生活や日常生活のことを英語で正しく書けるというのは当然で、そこれから先、現代に起こっている出来事や世の中の方向性を知っておき、内容をある程度理解しておき、それに関して自分の意見を英語で書けるぐらいのレベルが、もう中学生にも求められています。
中学生にも求められているというのは、高校入試でそういう問題が出るからです。高校入試も既に「英語は読めるよね、後は、この内容が分かるよね」とどや顔で、現代社会におけるテーマが出題されているわけです。
過去のように、留学生がクラスにやってきたとか、海外の友達と話をしたとか、もうそういう話じゃないんですね。それももう昭和の遺物です。
昭和の遺物と言えば、何でも良いから〇〇大学に行く、という発想もそうですね。未だにそういう感覚の人がいるんです。特に大人の中に…笑
それはそうと……
Q : 既にAIで代替可能な仕事が多いのにそれが進まないのはなぜか?
これを中学3年生に質問したことがあります。
ちゃんと答えられる子、多いですよ。(日本語でですけど)
お子さんは答えられますか?試しに聞いてみるのも良いかもしれません。
国語の読解練習を兼ねて、読解問題に出てくる用語を調べたり、テーマを調べたりするのも良い勉強です。読解力は上がるし、現代社会を知ることにもなるし、一石二鳥と言って良いでしょう。やらない理由がありませんね。