インターナショナルスクール
大学受験自体の話ではありません。ご了承ください。
ここ最近、インターナショナルスクールのニュースをよく見かけるようになりました。
調べてみますと、開校が相次いでいるようです。
日本初の英国式全寮制インターナショナルスクールだそうです。
◆ラグビースクールジャパン 千葉県柏市
※公式サイトではなく、ニュース記事です。
パブリックスクールでもあるそうです。
パブリックスクールとは、イギリスの私学の中でも上位10%程度の、格式のある伝統校、名門校ということです。
当然、国際バカロレアにも対応していることでしょう。
尚、今年開校のハロウインターナショナルスクール安比ジャパンでは、見学者が殺到しているようです。
それだけ、日本の枠組みに縛られることに抵抗を感じる親御さんが多い、或いは、我が子には世界を見てほしいと願う親御さんが多い、ということでしょうね。
イギリスのパブリックスクールの日本校ができる・・・これも時代ですね。
世界への扉は開かれているということです。
バカロレア
バカロレア(正確には国際バカロレア=IB)という言葉もよく聞くことと思います。
一言で言うと、「世界共通の大学入試プログラム」、と言えましょうか。
日本の国公立大進学のための共通プログラムが「共通テスト」。世界共通のプログラムがバカロレア、という解釈で大体良いかと。
もともとは、親の転勤などで世界各国のインターナショナルスクールに通う子どもたちが、大学に進学できるように国際的に通用する大学入学資格を与えるために始まったものです。プログラムを取り入れた学校を機構が認定する仕組みで、認定校は159カ国の約5400校に上るそうです。
中でも特に注目されているのは高校生を対象にしている「ディプロマプログラム」です。
ディプロマ資格試験を合格すれば、世界の大学入学資格と同等の資格があると認められ、「IB入試」で世界各国の大学に志願することができます。国内でも「IB入試」を導入している大学が増えており、東京大学、筑波大学など含め全国で68校あるそうです。
近年ではこの動きに対応して、中学高校から国際バカロレアの学習を取り入れる学校が増えています。
参考:国内の「国際バカロレア認定校 全国で59校」
※香川県には対応校はありません・・・。
世の流れ
それぞれの時代の流れというのはあります。自分の力や意思だけではどうしようもない流れです。
その流れを一々挙げていくとかなりの長文になるので、学習・受験だけに絞ります。
読解力は絶対に必要なのです。
英語力も絶対に必要なのです。
ここまでは、もう間違いのない決定事項です。
進学先、就職先、学習する場所は、日本でなくても良いという価値観が少しずつですが広まってきています。
東大をすべり止めにして海外の大学に進学する子が増えていることを見てもその傾向は分かります。
海外留学を単位に組み込む大学が増えていることからも分かります。
そして、こういったインターナショナルスクールの開校が相次ぐことを見ても分かります。
海外の価値観が広まってくると、「どこの大学を出たのか」という意味合いは薄くなり、「何ができるのか?」という判断が広まります。
いや、正確には、未だ学歴フィルターなるものは根強く残っていますが、その一方で学歴や出身校を問わずに勝負できる世界も広がっていると言えるでしょう。
つまり「個の力」です。
そして、その「個の力」を下支えするのが、読解力だと思います。
読めなければ何も始まらないでしょう?ということです。
そして、怖いことに、読解力は後(大きくなってから/例えば高校生から)からではつきにくい、という事実があります。
だからこそ、地道に地道に取り組む必要があると思うのです。