Line-ltd 2020.02 大学入試改革で残っていること

来年に実施される共通テスト、右往左往しています。

・英語の資格試験の活用はない。
・国語・数学で予定されていた記述問題はない。

これは既にご存知かと思います。この大きな目玉とも言える施策がなくなって、ホッとしているかもしれません。ある面ではそうだと思います。ある面というのは、公平性という意味です。

ただ、これらの施策がなくなったからと言って、大学入試改革がなくなるわけでは無いのです。そのあたりは、ニュースでも触れられていません。マスコミの情報は、要は、面白く、目立つ部分が中心ですので、地味な話題は黙殺されます。

ですので、自ら情報をとりに行かなくてはならないと思います。

さて、大学入試改革として何が残っているのか? と言いますと、その根本である「思考力、判断力、表現力」の部分です。

生徒同士の会話文、資料、地図などを参照して、必要な情報を集めて、答を割り出していくという形式が想定されます。今までの共通テストの予備テストでも、そういった傾向の問題はありました。それが記述ではなく、マークで出題されるということです。

マークだからと言って簡単になるわけではありません。今までのセンター試験も同じですが。

もう一つ、覚えておきたいのが英語の配点です。共通テストでは、筆記問題(主に長文読解)と、リスニング問題が、それぞれ100点になります。

これは地味に大変なことだと思っています。聞き取る能力を鍛えなければなりません。直前になって、詰め込んでどうにかなるものではありません。実は聞き取る能力というのは、鍛えるのが一番大変なのではないかと思うほどです。長文を読解するために英単語を詰め込む方がずっと楽で、単語を詰め込んでいけばどうにかなる、と感じなくもないですが、聞き取りはそういうわけにはいきません。

厄介な問題です。

読解力が必要である、語彙力が必要である、そんなことは、もう言うまでもないのです。それ以前に「正しい日本語が読み書きできる」必要があります。もう一つ、普段の生活で、身の回りの知識、経験が少ない子は太刀打ちできないだろうと思います。一般的な常識がなければ、何がどうなのやら想像ができないということです。勉強は机の上だけでありません。大げさかもしれませんが、机に向かう前に勝負はついている、とすら感じています。

3月に説明会の開催を予定しております。大学入試改革、私立大も含めた入試の状況等もお話しますが、国語ができるようになるために何をすべきか?というお話をメインにしていきたいと思っています。

身の回りの知識のなさ、体験のなさ、がどれだけ怖いことなのか、読めない子の怖さも、実証を挙げながら説明して参ります。