2023年共通テストを終えて
2021年1月から始まった大学受験用の「共通テスト」は、2023年1月実施分で3回目になりました。
3回も実施すれば、何を求められているのか明らかになります。
ギュッと凝縮して言いましょう。
ということです。
参照記事紹介
なのです。
国語塾の先生だから言っているわけではありません。
大学受験に関わる人であれば、誰でも分かることです。
明らかな傾向なのです。
参照記事もご覧ください。
◆ 東大生が断言 知識ゼロでも「読めれば楽に解ける」問題が頻出
重要箇所の抜粋
→どの科目でも「読解力」が求められる入試になっているわけです。
→問題を作成している文部科学省が、若者たちに対して「読解力の養成」を求めていることは明白と言っていいのではないでしょうか。
→共通テストになってから、「読解力があれば楽に答えが出せる試験」に変わってしまっている
重要箇所の抜粋
→一方、2023年度に難化した、英語(リーディング)、国語、世界史B、倫理、政治・経済等の出題の特徴をみると、共通テストの特徴といえる複数の文章や多様な資料を示して問う、高い「思考力」や「判断力」を必要とする出題が目立つ。
→こうした出題方針による作問では、どうしても問題文の分量が多くなり、しっかりとした読解力が身に付いていないと解法の糸口さえ見つからないといった状況に陥ってしまうという。
→また、過去のセンター試験の問題にはあまり例のない、実生活に則した実用的な内容を題材とした問題や、対話形式の文章を示して考えさせる問題も大きな特徴としてみられる。
勘違い
私が強く感じていることは、
ということです。
違いますよ。
です。
「読める」の定義が異なっていませんか?
時々「解いてみよう」シリーズとして、小中学生向けの読解問題を出していますので、ぜひやってみてください。
大人もできない人、結構います。
※画像をクリック
文字が読めても文意が分からないのでは意味がないと思いますがどうでしょう?
成績が良いとは
成績が良いとは結局・・・
新井紀子氏が著作の中で述べています。
読解力テストと進学できる高校の偏差値には非常に強い相関がある。
学校の先生も塾の先生も、肌感覚としては気付いていたことが、証明されたようですね。
動き出すか否か
そして、
誰もが分かっていることです。
ということは、結局、
じゃないですか。
読解力が弱いと思いながら何もしていない人や、もっと先で良いと思っている人だらけじゃないですか。
なぜそうなるのかと言えば
からでしょう。
一度、お子さんの語彙力を確かめてみてください。
学年相応の文章を題材に、意味が分かっているか否か尋ねてみてください。
「分かる」という回答だけではダメです。ある程度、口頭で説明できなければ分かっているとは言えません。
大いなる発見になると思いますよ。
説明会でぜひきっかけをつかんでください。
保護者説明会「国語の危機を救う具体策」
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